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なんだかパッとしない頭を抱えながら朝食を食べ、

経過観察をし、

姉を見送ろうと少しばかりベットから身体を起こした。





「じゃあ、また来るからね」

『うん、ありがとう』





手を振って帰って行く姉を見送り小説に手を伸ばそうとすると、

再び姉が病室へと入ってきた。

今度は看護師さん付きで。





『お姉なにやってんの…?』

「いや、今呼び止められてさ」

「お姉さん、お母様とお父様呼んでもらってもいいですか!?」

「え、あ、今…ですか」

「今です!!」




看護師さんの勢いに挙動不審になる姉を見て

少し可笑しくなった。


看護師さんが何をそんなに急いでいるのかわからないけど、

一切私の方を見ない。

だだでさえ悪化の一途を辿る私に

まだ試練を突きつけようというのかこの人たちは。

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作者名:chirua | 作成日時:2022年8月7日 17時

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