今日:9 hit、昨日:25 hit、合計:53,712 hit
小|中|大
- ページ34
-
病室に入ってきた先生からは
究極の選択を迫られた。
使える薬がないからこそ、
病状は悪化していてこれ以上悪化した場合には
補助人工心臓をつける手術をしなければならないと。
「なので、入院して病状見つつドナーを待つか、
今まで通り自由に過ごしながらドナーを待つか選んでください。
ただ、入院しない場合は補助人工心臓を
ほぼ100%付け無ければいけなくなると思って下さい。」
補助人工心臓。
心臓のポンプ機能を機械的に代行させるもので、
身体に大きく傷がつくのも知っている。
それに人工心臓を付ければ、一人での行動は御法度。
体外にも機械は露出する為、様々な想像は優にできた。
どうせ付けるなら、最後くらい……。
極論、
長く生きれるけど拘束されるか、
短命だけど自由か__。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
205人がお気に入り
205人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:chirua | 作成日時:2022年8月7日 17時