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捌拾壱 ページ42

「〈え…?
冗談じゃないよね?〉」

「勿論。

だからその男が来たら勝ち目がないんだ。」

「〈そうなんだ。〉」

「実際私もいざ実践になれば勝てるかは条件次第だから。」

「〈条件って?〉」

「私が呪力無しの体術なら確実に負けるよ。

術式とかもありで相手が素手なら勝てるけど…呪具使われたら共倒れかもなぁ。」

「〈本当に?〉」

「うん。

呪力無しなら1本も取れないよ。

あの人については私も詳しく教えてもらえた訳じゃないから役に立たないかもしれないけど…。」

「〈なんだい?〉」

「他の人みたいに感じ取れないの。」

「〈はい?〉」

「どんな人にも動物にも呪霊にもあるんだけどね…あの人だけないの。

それでね、かくれんぼしてもすぐに見つかっちゃうの。

感がいいのかは知らないけどね。」

「〈…そうか。

ありがとうA。〉」

「いえいえ。

役に立たなかったらごめんね。」

「〈役立てるさ。〉」

「ありがとう。

そっちは夜でしょ?

もう寝たほうがいいんじゃない?」

「〈そうするよ。

そういえば悟に変わらなくて良かったのかい?〉」

「うん。

なんかあったら電話してくると思うし。」


Aは電話を切る。

そしてベッドの上へ投げ捨てると高専の制服に着替え、荷物をスーツケースに仕舞い込んだ。

それを持って部屋を出てチェックアウトすると、バス停まで歩き始める。

Aが向かうのはポーランド。

そこに佇む負の遺産に住む呪霊はどんなものだろうかと考えながら、バスと電車に揺られて向かった。

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るきあ(プロフ) - ごめんなさい、気になった事なのですが泉華ちゃんって誰でしょうか?夢主ちゃんですかね…? (2022年3月31日 9時) (レス) @page9 id: e2065bbc2b (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - こあらさん» いえいえ!すごく助かりました。ありがとうございます。 (2022年1月9日 17時) (レス) id: fd1be6be46 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - ページ2の8行目が直っていないです。このようなコメントに丁寧に対応していただき本当にありがとうございます😢🙏🏻 (2022年1月9日 9時) (レス) @page4 id: df8e2a19f1 (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - こあらさん» コメントありがとうございます。名前変換になっていないところも修正しますので、教えていただけると嬉しいです。 (2022年1月8日 9時) (レス) id: d9d22600a9 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - コメント失礼します。名前が変換されてるところとされていないところがあります。上から目線のような言い方しか出来なくて本当に申し訳ありません。とっても好きな作品なので、名前固定か名前変換のどちらかに寄せた方が良いと思います。これからも更新頑張ってください (2022年1月7日 12時) (レス) @page4 id: df8e2a19f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Lily | 作成日時:2021年1月19日 16時

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