無色の子【呪術廻戦】

拾漆 ページ17

九十九「ハハハ！

やっぱり面白いや

A、高専卒業したら私と研究しない？」


「…九十九さんと海外ぶらぶらするんですか？」


九十九「フフフ、考えておいてね」


「…はい」


そうして立ち上がる2人


もう時間が迫っているようだ


2人は校門に向けて歩く


九十九「っていうか君、呪力滅茶苦茶多くない？」


「多いですか？」


九十九「多いよ」


「天与呪縛ですかね？

色盲らしいです、私」


九十九「それだね、多分

苦労したでしょ？」


「それが意外と便利なんです

夜でもちょっとでも光があれば本読めますし」


九十九「…目、悪くならない？」


「大丈夫です」


少し心配するような素振りを見せた九十九


Aに何かを感じるのだろうか


校門に付き、立ち止まる2人


九十九「本当に考えておいてね研究のこと

君は良いアイデアが浮かびそうだからね」


「はい」


九十九「じゃあね

さっき言っちゃったけど結果は後日ちゃんと高専の先生に伝えておくように言っとくね」


「はい

ありがとうございました九十九さん」


そう言ってAは帰っていった









《呪霊がいなくなったところでどうでもいい》


九十九はこの言葉に違和感を覚えた


女の勘ってやつだろう

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