83. ルハン級の ページ3
グイッと差し出された手を引っ張ったら、案の定全然持ち上がらない。
くっそぅ…
意地になって引っ張ったけどやっぱダメ、降参する旨を伝えようとチャンミンさんの顔を見る。
と、想像以上にニヤニヤした顔と目が合って。
この人…
もしかして、ルハン級のドS？？←
A「あの…無理だしなんで笑ってるんですか自力で起きて下さいよ…」
CM「いやー、女の子みたいな力だなって思って♪」
途端、固まるチャニョル君。いやなぜ君がそんなに反応してるの。
A「ちゃ、チャンミンさんが重いんじゃないですか？(汗)」
CM「アイドルに向かって失礼だよね(笑)
うん、じゃああと一回がんばって」
A「なんなんですか…ほんとに最後ですからね？」
グイッと引っ張ると、想像以上に軽く持ち上がった。てか軽すぎて、
A「わわわわわ」
後ろに倒れそうになっ…る前に、チャンミンさんが抱きかかえてくれた。
A「あ、す、すいません、ありがとうござ…」
CM「(柔らかいね♪)」
耳元で、囁くようにそれだけ告げられる。あまりに近すぎて、変な気持ちに…
CY「わー！！！チャンミンヒョン何してるんですか！！！セクハラ！セクハラ！！！」
あ、この人いたんだった。←
いやでもなんか今のは助かった(笑)変な空気になるとこだったもん…
CM「なんだよぉ〜、男が男を倒れないように支えただけだよ？何か変？？」
CY「お…ふ、へ、変じゃないです…」
さっきの威勢はどこ行った(笑)
A「あ、す、すいません、ありがとうございます…」
体勢を立て直してから、体を離す。あー、ビックリした。
A「た、立てるなら最初から自力で立ってくださいよ…」
CM「んー？？だってこっちのが面白いじゃないか(笑)」
いーやー。典型的なS！
しかもなんか…さっきのことと言い、この人私が女だって気づいてる気が…。
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作者名：ミミ | 作成日時：2014年8月9日 11時
