84. 謎の美少年 ページ4
そのあとはなんとかチャンミンさんから離れて、公園を出た。
CM「また会おうね♪」
とか怪しい笑顔で言われたけど、まぁ会わないよね。
今は帰りのバスに乗っている途中。
それにしても怖い人だったな…色んな意味で。
A「ごめんなさいチャニョル君…もしかしたら女だってバレてるかも」
CY「いや…こちらこそごめん。まさかチャンミンヒョンと遭遇するなんて…仕事あると思ってたから…」
A「仕方ないですよ…偶然だし。
それよりも、これからどうするんですか？？計画潰れましたよね？？」
CY「そう…だねぇ。ほんとは夜返したかったんだけど…」
Prrrr…Prrrr…
A「あれ？ケータイ鳴ってますよ」
CY「いやいや、これAのケータイでしょ？？」
A「あ、あれ、ほんとだ…」
CY「あれ、俺のも鳴ってる」
それぞれディスプレイも見ず、慌てて電話に出る。
A「よ、よぼせよ」
SH「よぼせよA、今どこ！？」
A「どこって…どこでしょう」
SH「まぁいいや、ネット見た？？」
A「見てないです」
SH「ちょっと大変なことになってるから、チャニョルで検索かけてみて。どの記事見ればいいかすぐわかると思うから」
A「は、はい…」
電話を切って、早速検索をかける。なんだか嫌な予感がするな…。
隣のチャニョル君も同じタイミングで電話を切り、検索をかけ始めた。
チャニョル、と打つと、スペースをあけて「謎の美少年」と一番上に映し出される。
その「チャニョル 謎の美少年」の記事に繋げてみた。少年、という単語に嫌な感じがしますね。
A「…げ。」
案の定、そこには楽しそうにチャニョル君と写る私の写真が。
さらに記事を読み進めていく。
A「笑顔でEXOチャニョルと戯れる謎の美少年。SMの練習生か？？…って、これ…」
CY「う、うん…色々誤解を生み出しちゃったみたいだね…」
A「よ、よかったー…」
CY「え！？なんで！？」
A「いや…こんな感じで記事になるのは想定外でしたけど、
私が心配してたのはもっとこう…男女のアレだったから。厄介な感じの」
CY「あ…なんか、ほんとAいい子だね。
知れば知るほど、好きになってい…く…
…え！？！？」
A「え！？！？」
目を真ん丸にしてこっちを見つめるチャニョル君。
待って待ってなんか色々おかしいよ！？！？ここで驚くのは私だけのはずでしょ？？
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作者名：ミミ | 作成日時：2014年8月9日 11時
