93. 正式な告白 ページ13
A「…」
あわよくばその話題はスルーしようと思ってただけに、少し戸惑う。
A「…もういいですよ、なかったことにしましょう。忘れて下さい。はい、記憶から消ーした！」
CY「え…？？
…う、うん…？なかった…こと…？？
いやダメだよ、それじゃ俺の気持ちは一体どうすれば」
A「？待ってなんの話」
CY「うん。あのね、俺はどうやらAが好きみたいなんだ」
…
！？！？
いや、いやいやいや。こんなあっさりするものだっけか告白って。
ていうかベクも近くにいるし…下手すれば聞こえてるんじゃ。
A「でもっ…！私…///」
CY「ままま待って！まだ最後まで言ってないから！
あのね、俺のことを思ってくれるAの気持ちのこともわかってるつもりなんだ。
だから、返事はしないで？はっきりとは聞きたくない」
そう言葉を続けながら、ちょっと寂しそうな顔をするチャニョル君に、思わず胸が締め付けられる。
A「…でもきっと、チャニョル君が思ってるようないい女じゃないですよ私」
CY「ふふ。でも俺が好きになった女の子に間違いなんてないんだ。
これは俺が保証する！」
A「なんの保証ですか…」
はぁ、とため息を一つ落とす。
嬉しく無いわけではないけれど。いや、むしろちょっとドキドキしたけど。
これからどうすればいいの…
CY「あ、あと、一つ言わせて欲しい。
確かにいきなりあれは俺も悪かった。
…でも、でもさ？？いきなり連絡絶つことないじゃんかぁ〜(泣)」
ひどいよー、と泣き出しそうになってる彼を見て、やっぱり少し良心が痛む。非常識だったよね…。
A「あー、あれは悪かったと思います。ちゃんと確認とってから連絡絶てば…」
CY「そそそそういう問題じゃないだろ！」
ええっ！？みたいな顔で見てくるチャニョル君に、ええっ！？と返す。
私何か間違ってた…？？
A「え、連絡絶っちゃダメ？？」
CY「ダメ！あぁもう！口じゃわかんないなら…」
そのままこちらに手を伸ばし…
BH「チャニョル！」
と、いつ間に近くに来ていたのか、ベクの鋭い声が響き、チャニョル君の伸ばしかけた手を掴んでいた。
ビクッとなるチャニョル君。
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作者名：ミミ | 作成日時：2014年8月9日 11時
