92. 青春？ ページ12
A「あれ…隠れてるつもりなのかな…」
BH「馬鹿だから、多分そう。」
少し離れたところにある、電信柱。その影から見える、明らかにはみ出てるそのでかい図体に、少しクスッとしてしまう。
A「てか何してるんですかあれ。あなたも」
BH「僕はチャニョルに頼まれたんだ、ここに来てくれって」
A「は？？なんで(笑)」
BH「本人に聞いた方が早いんじゃないかな。
おーい、チャニョルー！」
チラッチラッとこちらを伺いながら、その影からぬっと現れるチャニョル君。なんだか不安そうな様子でこちらに近づいてくる。
BH「なんだよチャニョルのくせに女々しいなあ(笑)
ほらさっさと来い！」
ベクの言うことを聞いて、どてどて、と走り寄ってくる。素直(笑)
CY「こ、ここここんばんは！この度はお騒がせいたしまして、ま、まことに」
BH「誰これ(笑)」
CY「あーもう、ベクはあっち行って！」
BH「なんだよ、呼んだのそっちだろー！？
なんか知らないけど、変なことしそうになったら止めて欲しいとかなんとかむぐもご」
すかさずベクの口を抑えるチャニョル君。
チャンベクワールド全開ですね。
CY「も、ももももういいからっ！
一人でできるもんっ！」
どこの小学生ですか(笑)
BH「うん、じゃあ帰るわ！」
CY「いや、ちが、その…少し離れたところで見張っててもらっていい？主に俺を」
BH「あーもうめんどくさいなー！
わかったわかった、いつものチャニョルに戻ったみたいだし、僕は道路を挟んだ向こう側で見守ってるから！」
CY「ありがと…」
BH「明日おいしいもの奢れよ！」
CY「うん！」
なんだこの青春(笑)
完全に傍観者に徹していた私の方に、急にチャニョル君が振り向く。
そのまま、ガバッといきなり土下座されたもんだから面食らった。
A「ちょ、え、何して」
CY「ごめんなさい！ほんっとーにごめんなさい…」
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作者名：ミミ | 作成日時：2014年8月9日 11時
