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拾捌 ページ21

Aside



??「私達のこと…呼んだ?」


救けて…そう呟いた瞬間反対の岩の影から1人の少女が顔を出した


『ひゃぁっ!!』


私は反射的に叫んで(?)しまったがよく見るとその少女は


花柄の着物を着て狐のお面を付けているようだった


真「私の名前は真菰。よろしくねAちゃん」


するとその少女―真菰ちゃんはにっこりと微笑んで私の名前を呼んだ


『ど、どうして私の名前を…?』


何故か私の名前を知っていた真菰ちゃんにそれを問う


真「…いいよ、教えたげる錆兎ーー」


すると今度は物陰からは…少年の…錆兎くん?


が出てきた


錆「…Aはいい目をしてるな……」

そう言って錆兎くんは私の顔をまじまじと見つめる

真「もう錆兎!それより説明説明!!」


な、なんだこの子達…


狐のお面…?あとこの子達が現れる時…音がしなかった


『え、と。真菰ちゃんと錆兎くんかな?…2人は、何故ここにいるの?』


すると真菰ちゃんの頬はゆるり、と緩んでまたにんわりと微笑んだ


真「私達はね、孤児だったのを鱗滝さんが引き取ってくれて育ててくれたの。
…でも、この事は鱗滝さんには内緒ね?」


真菰はそっと人差し指を立てて唇に添えた


…可愛らしい子だなぁぁ。。

また私の癒しが増えたぁぁ


それからは、真菰が私の悪い癖を直してくれたり


錆兎と毎日接戦する日々だった




そして2ヶ月たち、錆兎は真剣を持っていた


『錆兎…本気だね』


錆「あぁ、そりゃぁいつまでも木刀って訳にはいけないしね。」


お面を被っていた錆兎だが、その表情は少し笑っていたと思う


…舐めてやがるなぁ錆兎のやつぅ!!




私達のあいだを冷たい空気が通る


まるであの時、あの日のように雪はしんしんと振り続ける


私たちの額に雪がかかった。


それと同時に私たちは真剣を振る






そしてこの日、今日、私は初めて






錆兎のお面を切れた。

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作者名:らむね.。o○ | 作成日時:2019年4月30日 21時

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