あの日の記憶 ページ44
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「＿＿＿いらっしゃい！貴方たちが× × × のお友達ね？」
＿「…ぁ……まさか」
＿＿「…そんな」
「？二人とも何止まってんだよ？ほら、母さんがケーキ用意してくれたんだ！中入ろうぜ！」
「こら× × × 、無理やりは感心しないな」
「父さん！だってよぉ、母さんの料理が冷めちまうだろ？」
少年と少女は見覚えのあるふたつの顔を見つめ、その場に立ち尽くしていた。
2人は顔を青くさせて顔を見合わせ、もう一度この少年の両親を見やった。
「まだ熱いくらいだから大丈夫よ。」
「全く…× × × は本当に母さんが好きだな」
父親が× × × を抱き上げ、× × × はそれはそれは嬉しそうに笑って父親の首に手を回した。
「父さんこそ！」
「でも× × × の言う通りよ、2人も入ってちょうだい。
口に合うかは分からないけど…パイを焼いてあるの」
＿＿「どうして……覚えてないの…＿＿？」
「はッ＿＿!!」
Aは冷や汗を頬に垂らして飛び起きた。
「(…今、なんだか幸せな夢を…)」
「A、起きてる？」
「ピーク…ごめん、今目が覚めて…。」
「…顔が真っ青だよ、もう少し寝てたら？」
Aはそう言われて己の頬を触り、顔から血の気が引いていることを認識した。
その手に触れる温度が人のものとは思えず、Aは顔を顰めてしまう
ふと耳に届いたまだ小さいであろう祭囃子の音にAは窓の外へ顔を向けた。まだガビやファルコ達が出てくるには早い時間、この時間に起きれてよかったかもしれない。
Aの脳裏に浮かぶのは嬉しそうな顔をして祭りを楽しむ子供たち。
「ううん、大丈夫。今日はみんな騒ぎたいでしょう？」
「…そっか、無理しちゃダメだよ？泣き虫ちゃん」
「ちょっとピーク、それ子供達の前では辞めてよね…。」
「あははは！Aだって変わらないよ、…ほら、また泣いてる」
ピークがゆっくりとAに近づき、頬に垂れるその涙を拭った。
Aは自分が泣いていることに気づいていなかったのか、驚いたような顔をしてピークの目を見つめた
「…無茶は良くないよ、A」
「…っでも」
「でもじゃない、私達は貴方が心配なの」
「ごめん、…気をつける。だから」
だからそんなに悲しい顔しないで、とAがさらに泣きそうな顔をして呟き、ピークはハッとしたように首を振った
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Strawberry(プロフ) - ポルコ推しの方にそう言っていただけると安心です…！一応原作沿いになってしまいますが最後の最後までポルコは全開で行きますのでこれからもよろしくお願いします!! (2022年1月31日 22時) (
レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
紅月夜。(プロフ) - もうすっごく面白いです、！ポルコ推しなので出てくるたびにニコニコしてます。主ちゃん、ライナーと結ばれるのかなあ、ポルコは死んじゃうのかなあと色々考えながら読んでます笑、続きが楽しみです！！ (2022年1月31日 18時) (レス) @page42 id: bd5a9d7211 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Strawberry | 作成日時：2022年1月14日 17時
