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ちょっと惨い
.
「…え？なに、これ…。」
Aがそのやわらかそうな髪を揺らしてそう呟いた、いきなり立ち止まったAを不審に思い、俺も側へ駆け寄る。
「A、どうした……!?」
「ライナー…、ライナー…？どうして、なんで。起きてよライナー、マルセルどうしよう…ライナーが、起きない…。」
「っ、A退け！俺が運んだ方が早い！お前は主犯を探せ！」
俺たち2人の目に映ったのは普段の場所から少し離れたところで頭から血を流し、浅い息をするライナーだった。Aは顔面蒼白になり、ライナーにゆっくりと駆け寄る。
「いや…死んじゃいや…！！」
「っ…Aｯ!!」
Aの目が段々据わっていき、俺は少し焦る。こんなAを見るのは中学以来だった
震える肩を思い切り掴めばハッとしたようにAが目を見開き、俺の事を見つめた。
Aの揺れていた瞳は焦点を取り戻し、力強く俺を見つめ返した。
「ライナーをお願いね」
「！……あぁ」
本来この体つきだ、本気でやればライナーはそんじょそこらの人間に負けたりしない。
しかし不意をついた攻撃だったとしたら？その上ライナーは高校では一応ジョックと言う頂点にいる。そんな人間が暴力沙汰を起こしたらどうなるか？Aでも分かってしまう。
そして最悪の場合はAを引き合いに出されていた場合だった。Aはそんなこと考えてもないようだが…ライナーはたしかに昔は泣き虫だったがポルコとよく喧嘩をしたくらいだ、下手な理由でなければ逃げるかやり返すかくらいするだろう
「ライナーがやり返せるわけない…」
「あぁ、…A、言いずらいが…これは多分、お前の取り巻きと学園のジョックが計画したことだと俺は思う」
「どうして？」
「…なによりお前の取り巻きはマーレ学園のジョックとAを付き合わせようとしていただろう。
ジョックもお前のことが好きみたいだし
…しかしお前が好きで付き合ったのはウォール学園のジョック、逆恨みだろう」
「…そう、わかった。」
Aはケータイを取り出してどこかに連絡を始めた。俺はとりあえずライナーを抱き上げて車に乗せ、Aを振り返る
「バイク取ってきてもらう」
「いい判断だと思うぞ。救急車も呼んだから…ポルコは俺の車に乗せて帰るから心配するなよ」
「ごめんねマルセル、助かる。」
Aは基本ライナーの前では猫を被っている。猫を被ると言っても騙すためではなく、己を可愛く見せるためなんだとか
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Strawberry(プロフ) - ポルコ推しの方にそう言っていただけると安心です…！一応原作沿いになってしまいますが最後の最後までポルコは全開で行きますのでこれからもよろしくお願いします!! (2022年1月31日 22時) (
レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
紅月夜。(プロフ) - もうすっごく面白いです、！ポルコ推しなので出てくるたびにニコニコしてます。主ちゃん、ライナーと結ばれるのかなあ、ポルコは死んじゃうのかなあと色々考えながら読んでます笑、続きが楽しみです！！ (2022年1月31日 18時) (レス) @page42 id: bd5a9d7211 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Strawberry | 作成日時：2022年1月14日 17時
