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唸っていたはずのコルトが会話に参加し、痛そうに頭を押えながら顔を上げた。
「Aさんはいつもそんな感じだよ、この前の会議でもそうだったし…。
元帥にでも歯向かうし、なによりAさんは自身の持つ実力で上官を黙らせたんだ…ほんと、憧れちまうよ」
「そうだな、Aに憧れるやつは少なくない」
くしゅ、とAがくしゃみをし、ライナーが心配そうにAに「大丈夫か」と尋ねた
「あんまり噂するとAが風邪ひきそうだね」
「ちょっとピーク、私の事噂してたでしょ」
「なんで私なのさ」
「えっ、じゃあジークさん？」
「心外だなA」
じゃあですませるなんて。何とか言いながら拗ねているジークは放っておき、ライナーと話し終えたAがなにか思い出したようにして踵を帰し、ファルコの元へやってきた。
「…ファルコ、私はあなたの味方。」
「……え？」
「私はね、国の味方じゃない。私のそばに居てくれる貴方達の味方なのよ。」
ファルコに極限まで近づき、その上に小声で、信じてね。とAはそう言った。
いつもは目尻が垂れて優しそうな顔をするAの顔とは比べ物にならず、ファルコはそのアンバーが力強さを孕むのを寸の目の前で目撃し、息を呑んだ。
「A、さん」
「だから安心して。」
Aはふっ、と力を弛めたように笑いファルコの傍から顔を離れさせた。
顔を赤くさせたりする余裕はなくて、Aの言ったことの意味をファルコは全力で考えた
Aさんには一体何が見えている？Aさんの敵は一体誰？マーレ？エルディア？悪魔？
「…私は仲間の味方、それだけだよ。」
「っ！！」
「…いい加減おかしいよ、この世界も、この国も。」
ファルコは目を見開いてAの表情を見つめ、周囲がAとファルコを見つめているのにも気づかずに話をすすめ初めてしまったではないか。
「A、おいA」
「あれ、ポルコ」
「お前ちょっと疲れてるんだよ、さっさと寝ろ」
「えぇっ、冷たいなぁもう。」
それでも大人しくなったAはいつもの定位置へと戻って 相変わらず小柄な割に大きな存在感を示しながら収容区の入口までライナー達と話しながら向かった
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Strawberry(プロフ) - ポルコ推しの方にそう言っていただけると安心です…！一応原作沿いになってしまいますが最後の最後までポルコは全開で行きますのでこれからもよろしくお願いします!! (2022年1月31日 22時) (
レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
紅月夜。(プロフ) - もうすっごく面白いです、！ポルコ推しなので出てくるたびにニコニコしてます。主ちゃん、ライナーと結ばれるのかなあ、ポルコは死んじゃうのかなあと色々考えながら読んでます笑、続きが楽しみです！！ (2022年1月31日 18時) (レス) @page42 id: bd5a9d7211 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Strawberry | 作成日時：2022年1月14日 17時
