reborn ページ3
＿＿「頑張ってください、タケミチくん…！」
「っ、あぁ…！」
そう言って俺は数回目のタイムリープを行った。
……あれ？…あれ？？？なんだ？なんか、体がちっせぇような…
「タケくん…？あれ！起きてる」
「…へ？」
ここ、もしかして俺の子供部屋じゃね？…いや、まさかそんな。と思って姉ちゃんの声がした方を見る
「ゴメン！今から学校なんだケド……どうしよっかなあ」
「ね、ねえちゃん…！！」
生きてる、姉ちゃんが。！！生きてる！！
俺はそのままぶわっと涙を流してしまった。ねえちゃんはそんな俺を見てあわあわとし出す。
髪は金髪、ルーズソックスに短いスカートはまさにヤンキーそのもの。でもやっぱり、姉ちゃんだ！
「えっ？！どうしたのタケくん!!?怖い夢でも見たの？？」
「…っ、ううん、ちがうよ…」
「………そっか、…何かあったらすぐお姉ちゃんに教えて。約束よ？」
俺はその言葉にこくっと頷く……あ、この会話俺覚えてる。
確か…俺が6歳の頃の
「しょ、小学一年じゃん！！！」
「？
…はっ！！そうだそうだ！」
タケくん起こしに来たんだった。と姉ちゃんは1人で納得した。
そして俺をそのまま起こし、服を着替えさせられ、リビングに座らされた、
「今日はすぐに帰れるから、夕飯作るね」
「！ほんと！？やったあ！」
そう、姉ちゃんの料理は死ぬほど美味いのである。
…ま、中学で終わっちまったんだけどさ。
「…って、…え？」
「なにー？どうしたの？」
姉ちゃんはクローゼットから黒い服を取りだし、上に羽織った。
…まさか特攻服？？…そうだ、絶対そうだ。俺は姉ちゃんのこと、全然知らねえんだ。
姉ちゃんは中学に入ると同時に髪の毛を金に染めた。
家は両親が単身赴任してっから、俺の面倒を見てたのは姉ちゃんだった。
もちろん小一の俺に姉ちゃんが何をしてるかなんて分からないし、なんなら姉ちゃんが落ち着いた頃、俺は反抗期真っ只中だった。
…結局、俺は何も聞けないまま姉ちゃんと決別したのだ。そう、あの日。血のハロウィンで。
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Niar(プロフ) - 時系列もわかりやすくてすっごく面白い！応援しています✨✨ (4月17日 16時) (
レス) @page20 id: ca0bb8898a (このIDを非表示/違反報告)
如月 - とっても面白かったです(*´﹃｀*)続きが気になります！応援してます！ (2023年2月8日 6時) (レス) @page37 id: a09d72e675 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きが気になる (2023年2月5日 6時) (レス) @page37 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ノア - やばいこの小説好き…更新待ってます！！ (2023年1月8日 18時) (レス) @page37 id: 4e46d58fa8 (このIDを非表示/違反報告)
かばおまん。 - 更新まってます！夢主のポジションいいですね (2022年7月25日 12時) (レス) @page37 id: aa2b55b842 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Strawberry | 作成日時：2021年6月28日 1時
