【JOJO】助っ人が無双してスタクル救済するお話② (ページ9)

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正義① ページ9

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ジョースター一行はランクルへ乗り込み国境を無事超えてパキスタンへと入国した

その道中で承太郎は学ラン、Aは羽織を来る途中に仕立ててもらいもう既に新しい服を纏っている

「ポルナレフ、運転は大丈夫か？霧が相当深くなってきたようだが…」

「ああ、ちょっち危ねーかなァ……何しろすぐ横は崖だしガードレールはねーからな…」

するときりの先に町が浮かび上がった
まだ3時だがキリがこれ以上濃くなってはしょうがないとジョースター達は見えてきたまちのホテルで身を休めることに決めた

「！！」

『…ん？どうした承太郎』

「いや…今犬の死体が…」

Aはその言葉に冷や汗を流し、『そう…』と返事をして前を向く
到着した町は中々に綺麗でジョースター達も嬉々としながら町を回る

「しかし妙に物静かな町だなぁ…今までの大抵の町はドワァァ～って感じの雑踏だったのによ」

「霧が出ているせいじゃろう…いいかみんな！パキスタンより西のイスラム世界じゃ挨拶はこう言うんじゃ！

まずスマイルでアッサラームアレイクム(こんにちはごきげんよう)！」

しかしジョースターが声をかけたレストランの店主はOPENの札をCLOSEへと思い切り変えた
Aはその様に違和感を覚えて眉を思い切りしかめた

「あのじゃな…いきなり閉店にすることも無いじゃろう

ちょいとものを尋ねるだけじゃよ…この街にホテルはあるかな？どこか聞きたいだけじゃよ」

しかしその問いかけにも店主は反応を見せようとせず黙り込んでいる
もう一度ジョースターが「もしもーし」と聞くと店主は一言「知らないね」と言って黙った

『え…』

「おいちょっと待て知らないとはどういうことだ？この町の者なんだろう

ホテルはあるのか？ないのか？それを聞きたいんじゃ」

するとジョースターがハッとした顔で店主の首元を見つめる
なんと店主の首に二匹のゴキブリが集っていたのである

「な…なんじゃあ？あのおやじは！」

「あんたの発音が悪いからきっとよく聞き取れねーのさ。あそこに座ってる男に聞いてみよう」

ポルナレフがそう言って電灯の下に座り込んだ男を指さす
全員がその男に近付き、ポルナレフが男の顔を覗き込んだ時

「おいッ！お前ッ！どうした！？」

ポルナレフの目に映ったのは目を見開きそのまま絶命している男の顔であった