【JOJO】助っ人が無双してスタクル救済するお話② (ページ7)

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運命の車輪⑨ ページ7

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「フン！登るがいいさァ、お前らには文字通り『道』はない

逃げ『道』も助かる『道』もエジプトへの『道』も輝ける未来への『道』もない

なぜなら！この《運命の車輪》でひき肉にしてこの岩場にぶちまけるからだァ！！！」

車輪にスパイクが出てA達のいる岩を削りながら上へ上へと上がってくる
全員がサァッと顔を青くさせて車を見つめる
そこで承太郎とAが口を開いた

「…やれやれだ、やり合うしか無さそうだな。みんな下がってろ

ヤツはここに登りきる時腹を見せる…そこでひとつやつとパワー比べをしてやるぜ」

『さっきから《道》がないだのごちゃごちゃうるっさいのよ。…要は勝てばいいんでしょう？』

そう言った2人は背後にスタンドを表して車を見据える

「無理はするな」

『わかった！』

そうAが返事をした時丁度ホウィール・オブ・フォーチュンが腹を見せるように飛び出た

『よし…ッ！』

「オオオオ！！！」

「フヒャホハッ！元気がいいねぇ承太郎くんにAちゃんよォ

だがシブく無いねぇ～、冷静じゃないんじゃあ無いのか…？まだ自分たちの体が臭っているのに気づかないのか！」

承太郎とAはその言葉にハッとして己の体に鼻をちかづける

『こりゃあガソリン…ッ！』

「そう！飛ばしていたのはガソリンだッ！ガソリンを超高圧で少量ずつ弾丸のように発射し攻撃していたのだ！」

「ま、まさか…やつの攻撃は我々にダメージや傷をおわせる為ではなく…身体中にガソリンを染み込ませるためか！」

Aは己の手を見つめ大きく舌打ちをして見せてまだスタンドをひっこませようとはしない

『羽織が臭くなっちゃったじゃあないの…！！どう責任とってくれんの！？』

「ふん！もう遅い！そのまま焼き切るんだからなぁ！！電気系統でスパーク！！」

車から出た火花が承太郎とAへ飛び移りそのまま発火する

『アツ…ッ！』

「なにィッ！」

2人の体は火で包まれどんどんと焦げ臭い匂いが充満し始めた

「ああッ！承太郎とAが炎に包まれたッ！」

「承太郎ー！お姉ちゃんッ！」

2人の体が燃え尽きたように崩れ落ちてそのまま倒れ込む
ジョセフは2人に走りよろうとして地面を踏み込むが花京院とポルナレフに止められる

「勝ったッ！第３部[完]！！」

その時地面の下から声が聞こえた。

『…へぇ、んで、だれが彼、《空条承太郎》の代わりを務めるわけ？』

「まさかテメーのわけはねーよな！！」