運命の車輪�� ページ5
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「でもどうしてかしら？この一本道をあたしたちの先に走っていたのに何故かいつの間にか後ろに回っていたわ
不思議なのォ……」
『それだけが不可解なんだよな…』
そう2人が言ったその時。車のラジオから《少しも…不思議じゃあないな。》と声が聞こえる
最初ポルナレフかと思ったのかジョセフはポルナレフを見るが当の本人はおれじゃあないぜ！と弁解をして車を指す
「ヒューッ！……“
《
“スタンド”！！だから出来たのだッ！ジョースター！！」
[スタンド]の言葉にA達は車を指さし信じられん。とでも言いたげに《なにィ！！》と声を上げた
「ワシの名前を言ったぞ！わしの名前を知っているということは！《スタンド使いの追手》！」
全員がキョロキョロとスタンドの使い手を探すが辺りに人影はない
『一体どこから…？さっきの車なら落ちたはず…』
「バカな…めちゃくちゃのはずだぜ！」
すると黙っていた承太郎が口を開き車が落ちた方の崖を親指で指して「Aの予想通りあの車自体がスタンドの可能性がある。」と告げる
「ベトナム沖でオラウータンが操る船それ自体のスタンド《
その同類ということは大いに有り得る」
その承太郎の言葉に一同が納得するように黙り込んだ
するとまたもやホウィール・オブ・フォーチュンが喋り始めた
「
これが…我がスタンドの暗示……」
「
ジョセフが狼狽えたように復唱をしたところで地鳴りが響き始めた
「みんな車に乗れ！」
そうジョセフが言った時承太郎が「いや乗るな！」と全員に呼びかける
そう、ホウィール・オブ・フォーチュンは地面を突き破るようにして飛び出てきたのである
「バカな！地面を掘って来やがった！！」
すると地面から飛び出たホウィール・オブ・フォーチュンは次第に姿を生き物のように変形させ、承太郎へと襲いかかる
『避けろ承太郎！なにか仕掛けてくる！』
「やめろまだ闘うなッ！やつのスタンドの正確な能力が謎だ！それを見極めるのだ！」
2人の忠告も間に合わず承太郎の体に無数の穴が空き血が吹き出る
「ガフッ…！ば…バカなッ！何を飛ばしたんだ…！こ、攻撃が見えないッ！」
承太郎は血の出る体を抑えホウィール・オブ・フォーチュンを睨みつける
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作者名：Strawberry | 作成日時：2020年5月9日 14時
