【JOJO】助っ人が無双してスタクル救済するお話② (ページ40)

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女教皇④ ページ40

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その時承太郎のスタープラチナが素早くハイプリエステスの手を掴みとった
そのままハイプリエステスは持ち上げられ、スタープラチナによって両側から握られる

「承太郎！躊躇するんじゃあねぇー！情け無用！早く首を引きちぎるんだ！早く！」

「アイアイサー」

スタープラチナが手に力を込めたその時。

ハイプリエステスがスタープラチナの手の中でカミソリに化け、スタープラチナの手に突き刺さる
それと同時に承太郎の手からも血があふれでた

ハイプリエステスは高速が緩んだ瞬間にすぐさま天井へと避けてキャハハと笑った

「ば、馬鹿な！」

「こ…こいつ…強い！」

『まずい！また化けるぞ！』

「承太郎にいっぱい食わせるだなんて…」

A達は踵を返して隣の部屋へと逃げ込もうと足を動かす
承太郎は血の出る手をぐっと押さえつけ、ハイプリエステスを睨む

「てめーはこの空条承太郎が…直々にぶちのめす。」

ハイプリエステスにそう告げた承太郎もくるひと踵を返して隣室へと逃げ込んだ

『これからどうする！どっちみち奴は穴を開けてこちらへと来るぞ！』

「この機会だらけの密室の中では我々が圧倒的に不利！

この潜水艦はもうダメだ、捨てて脱出するのだ！とにかくエジプトへ上陸するのだ！」

「しかしここは海底40メートル！そんなに深くはないがどうやって海上へ？」

逃げ込んだ先に待っていたのはスキューバダイビングの酸素ボンベやゴーグルであった

『す、スキューバダイビング…』

「今度はスキューバダイビングかよ…おれ経験ないんだよね…これ…」

「やれやれ…」

Aたちは目の前のセットを見てひくりと表情を動かした
ジョセフがこの中でスキューバダイビングの経験があるものは？と尋ねるも承太郎、花京院、ポルナレフが「無い」と答える

『かじった程度になら…』

「おお！経験者がいると助かるわい！」

経験者ってほどでもないが…とAは眉を下げて笑う
そして真剣な表情になったジョセフが静かに口を開く

「いいかみんな…まず決して慌てない。これがスキューバの最大注意だ

水の中というのは水面下10メートル事に一気圧ずつ水の重さが加圧されてく…海上が一気圧…ここは海底40メートルだから五気圧の圧力がかかっている

一気に浮上したら肺や血管が膨張破裂する。

体を慣らしながらゆっくり上がるのだ…エジプト海岸沿いから海底に沿って上がっていこう」