【JOJO】助っ人が無双してスタクル救済するお話② (ページ39)

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女教皇③ ページ39

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「女教皇(ハイプリエステス)だ。敵は女教皇(ハイプリエステス)の暗示を持つスタンドだ」

「知っているのか…」

承太郎がアヴドゥルにそう問いかければアヴドゥルは静かに頷いた

「聞いたことがある…スタンド使いの名はミドラーと言うやつ

かなり遠隔からでも操れるスタンドだから本体は海上だろう…
能力は金属やガラスなどの鉱物なら何にでも化けられる…プラスチックやビニールはもちろんだ。

触っても叩いても攻撃してくるまで見分ける方法はないという…」

そこでAが汗を流して全員に声をかけた

『…まって、一体どうやってこの潜水艦に入り込んだの？』

そう言ったと同時にポルナレフの後ろ辺りに穴が開き海水がものすごい勢いで入り込んできた
ポルナレフはそれを見てひくりと表情を動かし笑う

「なるほど…こーゆー事？単純ね…穴を開けて入ってきたのね？」

「浮上システムを壊していやがった！どんどん沈んでいくぞ！」

「いつの間にか酸素もほとんどない…！航行不能だ！」

その時アヴドゥルが声を荒らげる「捕まれ！海底に激突するぞ！」と

Aはそれを聞いて眉をしかめ近くに捕まる
すると直ぐに海底へ激突し、ドゴン、と大きな音がAの耳に響き渡った

「やっぱりこうなるのね…俺たちの乗る乗り物って必ず大破するのね…」

ポルナレフのその言葉にAは苦笑いを見せる

『…なあ典明、あのスタンドがどの計器に化けたか見たか？』

「！…た、確か…この計器に化けた様な…」

Aはそれを聞いて花京院の指さした計器に近づいた
そしてスタンドを出し、拳を近くへ構える

花京院達もその様子を真剣に見つめる。

しかしその瞬間、花京院の後ろの計器が姿を変えて花京院へと襲いかかったのである

「違うｯ!Aｯ!もう既に移動している！花京院の後ろに居るぞッ！」

『何っ！？』

Aが振り返った時にはもう遅く花京院の首がハイプリエステスによって裂かれた

『典明ィッ！』

「オラァッ！」

花京院の横にいた承太郎がハイプリエステスを殴りつけるが寸前のところでハイプリエステスに逃げられてしまう
拳は潜水艦にあたりハイプリエステスは鳴き声を上げながらまたもや計器に化けた

「みんな隣の部屋へ行くんだ！密室にして閉じ込めるぞ！」

そう言ったアヴドゥルは隣室への扉を開けようとハンドルに手をかけた。
…しかし

「ば…馬鹿な…！ドアの取っ手に化けてやがったｯ!」