【JOJO】助っ人が無双してスタクル救済するお話② (ページ4)

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運命の車輪⑥ ページ4

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「ヤツだ！やつが後ろからぶつかって来やがったッ！」

「し、信じられん！一本道だぞ！？どうやって我々の後ろに回り込んだんだッ！」

『まずい…このままだと落ちるぞ！！』

A達の車は後ろから来た車に押され、崖へ崖へと追いやられて行く
アクセルを思い切り踏み込むも車輪が呆気なく空回りをして終わってしまっている

「承太郎ッ！Aッ！スタンドでそのクソッタレをぶっ壊してくれッ！」

『ダメだ！このままじゃあアタシ達まで巻き込まれてしまう！』

「あぁ、俺たちのクルーザーごと吹っ飛ぶぞ…！」

そんな会話をしてるうちもまだまだ後ろの車の馬力は変わらずAたちのクルーザーを押し続けている
そこでポルナレフがその場を離れ車を捨てて脱出しろ！と全員に呼びかける

がしかし、花京院が大切なことを指摘し、冷や汗をうかべる

「ポルナレフッ！ドライバーがみんなより先に運転席を離れるか普通は…！？誰がこのランクルを踏ん張るんだ？」

『oh.no…！！』

「……ごっ…ごっご…ごめーーーん！！ワァーーッ！」

その言葉を合図にするかのようにAたちの乗ったクルーザーは崖から転落をしてしまう

『くっそ…』

「おいA捕まっとけ」

承太郎がぎゅう、とAの肩を掴み己に寄せた

「ハイエロファントグリーン！！」

花京院がハイエロファントグリーンを車の外へと出して前の車の車体へワイヤーを取り付けた
そのワイヤーに吊られるようにクルーザーも吊り上がる

すると承太郎が口角を上げて花京院に尋ねる

「フン！やるな花京院。
ところでお前相撲は好きか？とくに…土俵側の駆け引きを…！！」

そう言った承太郎はスタープラチナを出現させてワイヤーを掴み思い切り引く
するとワイヤーの繋がる先である車を引き寄せ「手に汗握るよなァ！」とワイヤーを引き、己達の乗っていた車と入れ替えるように相手の車体を殴りつけた

「着地ッ！」

『…スモウ…？JAPANの遊びか何かか？』

「えぇ、是非この旅が終わったら来てくださいね。一緒に見に行きましょう………承太郎と一緒に」

花京院は苦笑いを浮かべてAにそう言った
Aも顔を輝かせてこくり、と頷く
そんな呑気な会話をするA達を制すようにジョセフが口を開く

「…しかし《スタンド》らしき攻撃は全然なかったところを見るとやはり頭のおかしい変質者だったらしいな」

「どっちにしろこの高さ…もう助かりっこねーぜ

ま、自業自得と言うやつだが…」

『少し可哀想な気もするがなあ…』