太陽�� ページ26
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「ばッ、馬鹿なｯ!温度計がいきなり60度に上がったぞ！」
『そ、そうだ、沈まないどころか…あの太陽！西から上がってきているぞｯ!』
「まさかあの太陽が……スタンド…ッ！」
西から上がってきた太陽が真上にあがり、A達は逃げるようにラクダから降りて近くの岩陰へと隠れた
『なんてこった…ここは砂漠のど真ん中なのに…！』
「太陽のスタンドだとォーｯ!」
岩陰に隠れたのはいいものの太陽は沈むことを知らない
サソリは暑さによって枯れ、ラクダもバタリバタリと倒れ始めた
「まずい、ラクダが暑さにやられて…」
「じっとしていてもしょうがないｯ!僕の
正体を探るために花京院がハイエロファントグリーンを飛ばすが80メートル、100メートル、と近づいたところで太陽からレーザーのようなものが放たれる
このままではまずい、と承太郎がスタープラチナを使って地面に大きな穴を開けた
全員でひとまずはとそこへと逃げ込む
『典明！大丈夫！？』
「あぁ、エメラルドスプラッシュを半分出していたからそれがガードになって軽傷で済んだ…
し、しかし暑い…頭がどうにかなりそうだ…」
「しかし今の攻撃の恐るべき命中度！やはり敵はどこかからこっちを見てやがるぜ！」
『それさえ分かれば倒すのは容易いのだけれど…』
チッと舌打ちを漏らしてAは辺りに目をこらす。
ジョセフが使っていた望遠鏡もレーザーによって壊されてしまった
＿＿その時、花京院がいきなり笑い声を上げ始めた
「クックックッ…」
『……！…ンフフ、ンフッ、フフフフフッ…』
「！ウヒヒ…ウハハハハｯ」
「…！プッ…ウヒヒヒヒヒヒっ」
笑いは花京院からA、Aから承太郎、そして承太郎からポルナレフへと感染し始める
その場で一人ジョセフが「Oh my God!!!」と頭を抱え4人を正気に戻そうと叫ぶが、落ち着いたらしい花京院が目に浮かんだ涙を拭いジョセフの肩に手を置く
「ははははは…勘違いしないでください、ジョースターさん。
あそこの岩を見てください、大人一人隠れられる位の岩がありませんか？」
ジョセフはぽかんとして花京院の説明に耳を傾ける
「？なんの事だ？」
「今度は反対側にある岩を見てください」
花京院は指していたのと反対に指を向けて同じような形をした岩を指す
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作者名：Strawberry | 作成日時：2020年5月9日 14時
