【JOJO】助っ人が無双してスタクル救済するお話② (ページ24)

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太陽① ページ24

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「しかしたまげたなぁこの国は！どの家もこの家も全部豪邸だらけじゃあねーか！

花が咲き乱れみすぼらしい家が一軒として無いぜ…」

「うむ、東京なら30億40億はしそうな家ばかりだ。
これがこの国の人々の普通の暮らしぶりらしい…ほんの二十年前までは砂漠だったのが石油ショックによる莫大な利益のせいで夢のような都市に大成長したのだ」

『へぇ～、詳しいんですねぇ…』

まじまじ、と言ったようにAは窓の外を見つめている
その横で花京院が後ろを見つめるのに気づいて首を傾げてみせる

『まだ気になるのか？』

「い、いや…こんなに見晴らしがいいところだからな…追手が居れば分かるのだがつい…

誰かに見られているような気がして振り返ってしまう」

そう、とAは一瞬目を伏せてもう一度前を向く
ポルナレフが花京院の言葉に同意するのを横目にAは一つ息を吐いた

「うむ、そこでこれからのルートだが。

まず村へ行ってセスナ機を購入しようと思う。セスナ機ならわしもAも運転できるからな」

「生涯で3回も飛行機で落ちた男とはあまり乗りたくねーがな」

そういった承太郎をじと、と睨んだ後ジョセフは地図へと目線を戻して砂漠を横断するためにラクダを使うという提案をした

『ラクダ…ラクダね…』

「…？」

『いや…一度顔面に唾をかけられてそれが死ぬほど…いや、やめとこう』

遠くを見つめたAはその時のことでも思い出しているのだろう。
隣に座っていた花京院はAがラクダに唾をかけられたところを想像して少しだけ笑みを作った

『あ！笑ったなぁ？』

「ふふ…………いえ」

『ムキィーーｯ!仕方ないじゃあないか！座らせようと思ったら機嫌損ねてかけられたんだよ！！』

笑いながら笑ってませんよ。と意味の無い弁解をしている花京院をAはポコポコと叩く
どうやらなかなかに黒歴史だったらしい

『それが臭いのなんの……』

「フッフッフッ、任せろ任せろ、リラックスした気分で安心しとれ」

ジョセフは意味ありげに笑いAにそう言った