【JOJO】助っ人が無双してスタクル救済するお話② (ページ16)

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恋人① ページ16

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「だからぁ、どこ舐めちまったか？なんてどうでもいいことじゃあねぇかよォ～

くだらねーこと聞きたがるなあー」

恥ずかしそうに目を逸らしたポルナレフは大きく咳払いをする間に小さく『ベンキ』と呟く
しかしジョセフは聞こえないふりで耳に手を当てて首を傾げる

その様子にAも苦笑いを浮かべて救急箱を手に持った

「くっそぉー！皆してからかいやがってよぉ、

A～、治療頼むぜ治療！！早く消毒してくれぇ～」

目じりを思い切り下げたポルナレフはAに泣きつき、Aもはいはい、と満更でもなさそうにポルナレフの舌の治療にあたる

花京院はまるで兄妹だな。と思い頭を振る
そして考え直してもう一度《姉弟》か…？と首を傾げて見せた

『中々早めに見に行ったつもりだったんだけどねぇ』

「ギリッギリ！ギリッギリで……」

そう言いかけてまた顔を赤くそめたポルナレフにAは笑いを隠そうともしない

『ハハッ…！！ほんとお姉ちゃんにそっくり！』

「え…お前のねーさんベンキ舐めたのかよ…？」

『えっ！？違うって！ポルナレフと違ってベンキは舐めてないって全く！』

ぷんすこと頬をふくらませてAは少し乱暴にポルナレフの舌の治療を終えた
そんな怒るなって。とポルナレフは笑いAを慰める

それを見て花京院はまたもや《兄妹》？と首を傾げていた

もちろん承太郎はその様子を面白くなさそうに見たあとホテルの外へ顔を向けた

「さ、旅を急ぐぜ！」

『治療受けて一気に元気ってか…』

「…おいみんな、外に出ろ。」

承太郎がホテルの入口から外を眺めて全員にそう告げた
Aたちの目に映ったのは街ではなく墓場。倒れた骨が崩れるように風に流され、建物もボロボロになっていた

「なんてこった…」

「ホテルの外に出て見りゃここは…」

『ただの墓場じゃあないか…』

なら我々は死体と話してたのか？とジョセフは首を傾げ、Aも転がる骨を見てそのようですね。と頷いた

「この婆さん…とんでもない執念のスタンドパワーの持ち主じゃ」

「脚力だってジョイナー以上だったぜ」

『おいおい…ほんとになんて婆さんだよ

でもその精神力的に放置はまずいんじゃあないです？』

Aの問いかけにポルナレフと花京院も頷き同意をする。
エンヤ婆を放っておいた場合の復讐が特に恐ろしいのである