【JOJO】助っ人が無双してスタクル救済するお話② (ページ13)

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正義⑤ ページ13

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ポルナレフが丁度舌に穴を空けられ、便器に顔が迫った頃。
バン！と、力任せにドアが開かれた

「！？」

その音に気がついた老婆、《エンヤ婆》は焦ったようにロビーの方へと顔を出してトイレへ向かう扉を閉めた
エンヤ婆の目の前には不機嫌そうに口角を下げたAが映る

「な…なんですじゃ、……いきなりノックもせんと入ってきて

なんのようですじゃ？びっくりしますじゃ…」

『………ポルナレフを探しに来たの。中々戻らないもんだからね…
それに今…ノックと言ったかい？ノックくらいはするわよ…何かに夢中になりすぎて(・・・・・・・・・・)聞こえなかったと違うか(・・・・・・・・・・・)……お婆さんよ

さ、アタシはポルナレフのやつを探しているんだけど。知らないかな』

(中々戻らないもんだから、だと…！？この過保護女が…！まだおめーらの所を去って十分とたっとらんぞ…！！

しかしどうする…ここでとぼけて知らんと言うか？
いや待て…Aのやつは戦闘になると抜け目のないやつになると聞く…探りを入れているに違いない…

ええいめんどくせぇわ！ここは本当のことを言ってこの女の子ともハサミでぶち抜いてやる！！)

エンヤ婆は焦ったような表情をにこりと変えてええ知ってますとも。とAに言った

「ポルナレフさんならどこにいるかよーく知ってますよAさん。トイレでしゅよ、今会いました。トイレにいますよAさん」

Aは静かにエンヤ婆を見つめ、『なんだトイレ…？』と呟きそのままトイレの方向へと足を向けた

「そうですじゃ……トイレはそのドアを入って廊下の1番奥ですじゃよォォォォォ」

エンヤ婆は左手にハサミを握りしめて背を見せたAを睨みつける
そしてドアノブにAが手をかけた時ハサミを振り上げAの背中に迫る

しかしAがギリギリでふりかえりエンヤ婆は高いヒールに足をかけられそのままコケてしまう

『そーだそーだ、忘れてたな。ひとーつだけ聞きたいんだけどさ』

「あ…危ねぇ！！」

ギリギリでハサミを避けたエンヤ婆はそう叫ぶ。するとその上からAがひょこっと顔を出して『ほんとに危ねぇなァ』と顎に手をやる

『おおっと危ない、ハサミなんか持って転ぶとは大怪我にならなくてよかったな……そしてよ、転んだまんまで申し訳ないが……』