【JOJO】助っ人が無双してスタクル救済するお話② (ページ12)

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正義④ ページ12

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(少しあんたは警戒心を持ちなさいよポルナレフ～っ)

Aの頭を抱えた原因はこれである。

ポルナレフと老婆は2人して『ははは』と笑い声を上げている。
Aはもう一度当たりを見回して少しだけ冷や汗を流した

老婆にホテルの中へと案内され、ジョースター達は宿帳へと名前を記す
Aは承太郎に耳打ちされた通り宿帳には己の名前ではなく姉の名前《Charlotte・Create》と記してある

(宿帳の名前を偽名にする…なんの意味が？確かにあの老婆は少しあやしい気もしたけど)

Aがうーんうーん、と唸っていると下の階からガラガラと大きな物音がした
ポルナレフがそちらに顔を向け疑問を感じ、下の階へ足を向ける

「ポルナレフ、どうかしたか？」

「いや…ちょいと下を見てくるぜ。ロビーに居るからよ。何かあったら呼んでくれ」

『気をつけろよ』

「おうよ」

コツリコツリと靴を鳴らしてポルナレフはロビーへ向かう
A達は各自解散してロビーを離れた

Aは今回ポルナレフと同室だったため荷物をベッドに投げて縫い付けられた瞳と義眼に触れた

Aの元の瞳の色は色素の薄い水色であるが義眼は濃く強い群青色である
ジョセフに頼みその色に変えてもらったのだ

(…アタシはお姉ちゃんと似てないから…ここだけでもって…あぁ、哀しいなぁ)

苦笑いをして義眼から手を離して立ち上がる
動きづらいからと上着もハンガーへとひっかけてベッドに腰掛けた
そして時計をちらりと見て眉をしかめる

『ちょっと遅いな…』

様子を見に行っただけでこれ程長い時間帰ってこないのはおかしい、と感じとったAはベッドから降りてドアを開ける

『探すか…』

ガシガシと首の裏をかいてAは部屋をあとにした