可愛い子 ページ7
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「Charlie！！みんな、Charlieを知らない？」
「それなら今は…その、部屋にいるよ。篭ってる」
「あぁ、どうしよう……」
気まずそうにそう言ったVaggieに気をやることも出来ず、Mephistoは焦ったように走り出していた。ロビーで集合していた仲間たちはそんなMephistoの後ろ姿を物珍しそうに見つめている。
そんな中でただ1人、Alastorだけは目を細めてMephistoの後ろ姿を見つめ、そのまま床へと消えていった。
「Charlie！！」
「……Mephy？私ちょっと頭を冷やしたいの、だから…わっ」
「Sorry、ごめんなさいCharlie！可愛いあなたに酷い言い方をしてしまいましたわ…！」
誰から見ても焦った様子のMephistoに布団から抱き起こされ力強く抱きしめられてしまえば、Charlieは抵抗する気も無くすというものだ。MephistoがぐすぐすといいながらCharlieの背中に手を回して、締めすぎることの内容抱き続ける。
「Mephy…？私は貴方に酷いことなんて…」
「いいえ、あなたにきつく当たってしまいましたわ。…悪いのは天国であって、決してあなたではなかったのに」
「………Mephyは、私のために怒ってくれたんでしょう？」
RazzleとDazzleが心配そうに二人の周りをウロウロ飛んでいる。Charlieが仕方なさそうな顔でMephistoの背中をポンポン、と叩くとMephistoの肩が揺れる。
するとやっとMephistoがCharlieから離れ、鼻を赤くさせて涙めでCharlieを見つめていた。
RazzleがMephistoの瞳から垂れた涙をぺろりと舐めて慰めている。
「ふふ、ありがとうRazzle、Dazzleも心配させてごめんね。…あなたのためと言えたら、良かったけれど」
「……」
「わたくしもLuciferも、天使たちによって天国を追われ、堕とされた。…天国は何も変わっていなかった、それを考えもせず貴方に酷い思いをさせた、わたくしはわたくしを許せない」
またもやメソメソしだしてしまったMephisto。Mephistoの言いたいことは分かるようになったのか、Charlieは困ったような顔をしてMephistoの肩を摩った。
Charlieのほうが落ち込んでいたというのに、励まされているのはMephistoの方である。
「いいのよMephy、そんなに思い詰めないで？…本当はね、パパが絶対だと思ってるはずの貴方が、私を信じてくれた時は嬉しかったのよ」
「……」
「天国へ行ったのも、私の選択。Mephyはなーんにも悪くないわ！」
にこっ、と優しく笑うCharlieはたしかにLuciferとLilithの子供であった。
Mephistoは何処か悲しそうに、嬉しそうに微笑む。
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匿名 - ああ〜っ！！！！推しが今日も尊い〜っ！！！！貴方様の作品が私の生きる糧……、推しの供給少なすぎる中での癒しです……。 (3月16日 21時) (
レス) id: 0e669f45e3 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - ぬこさん» そのお言葉すっごく嬉しいです〜！！皆様に楽しんで分かりやすく読んでもらえるのが一番なのでこれからも精進します！二回もコメント嬉しいですありがとうございます！ (3月6日 20時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - もなさん» わーんありがとうございますー！！一応区切りは着きましたがいかがだったでしょうか！？まだ続く予定なのでこれからもよろしくお願いします！ (3月6日 20時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 更新お疲れ様です！いつも楽しく見させていただいてます😊 過去話とても楽しみです♪応援しています。 (3月6日 19時) (レス) @page25 id: 6dcb98b8f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - この作品に出会えてとても嬉しいです！凄く面白いです。物語の描き方が丁寧で、想像しやすいです！😆 (3月3日 16時) (レス) @page14 id: 6dcb98b8f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月23日 16時
