男女入れ替え ページ46
完全に番外編です
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「きゃーーっ！！なんですのこれは！！」
「……Mephyもかぁ…」
ぱちん、と額に手を置いて言ったのは頬2つのに真っ赤なリンゴを持った美少年だった。そして先程聞こえた野太い声の主は、元はどちらかと言うと女という括りにいたMephistoである。
ドタドタと騒がしい音がしてまだ髪の毛を整えてもいないMephistoが姿を現した。
翡翠色の瞳は変わらず、ホワイトブロンドはちょうどいい長さに変わりLuciferのようにかきあげられている。キリッとした眉毛にタレ目がちの目、そしてなによりスラリと伸びた手足。
「とっ、となりに意味の分からないくらいの美女が寝ていましたの！わたくし、まさか女性に浮気を…！あぁ、この身を許した女性はLily一人だったのに…！！」
「ちょっとちょっと、違うからMephy！！」
「えっ！？よく見れば全く知らない方々！！貴方達誰！！？」
「落ち着いて！落ち着いてMephy！！」
「……あら、Charlie…？」
「そうそう！実はね、いま地獄全体で男女逆転の事故が起きてて…」
Charlieにそう言われると、合点がいったようにMephistoはぽんと手を叩いた。そしてハッとしたような顔をして、走って部屋へ戻っていく。
「Adam！！じゃあさっきの女性はAdam！！？」
「ん、…なんだようるせぇな…」
「あぁAdam！君って子はどうしてこんなに可愛いんだ…！」
「……は？Mephy？おま、なんで男…？」
どこかLuciferと似通った見た目になったMephistoを、Adamは目を白黒とさせて見つめていた。
Mephistoは上がりきったテンションでAdamを横抱きにして、すりすりと頬をスり寄せている。
起きてからすぐのMephistoからの目一杯すぎる愛情表現に、Adamの頭が追いついていない。
「ちょ、なんだって…えっ！？私の手小っさ！！！」
「どうやら地獄全体で事故があったらしくてね、私たちもその被害者ってことさ」
「……そのしゃべり方は？」
「…流石に、この見た目で元の話し方は違和感だろう。暫くはこっちにするよ」
Mephistoがそういったのを聞いて、まあそうか。と思ってしまうのがAdamである。
対して、MephistoはじっとAdamを見つめている。
変わることの無い黄金の瞳を包むように長く生え揃ったまつ毛、キリッとした眉毛に腰まで伸びたダークブロンドに赤子のように綺麗な肌。そして元のからだからは想像もできない小ささと随分と触り心地の良さそうな乳。Mephistoはもう釘付けだった。
「…いい女性になったね、Adam」
「試してみる？アンタにならいいよ」
「えっ！！？あ、いや！そっちの経験ないから！！」
「バカ、私が上に決まってるだろ」
終わり
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匿名 - ああ〜っ！！！！推しが今日も尊い〜っ！！！！貴方様の作品が私の生きる糧……、推しの供給少なすぎる中での癒しです……。 (3月16日 21時) (
レス) id: 0e669f45e3 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - ぬこさん» そのお言葉すっごく嬉しいです〜！！皆様に楽しんで分かりやすく読んでもらえるのが一番なのでこれからも精進します！二回もコメント嬉しいですありがとうございます！ (3月6日 20時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - もなさん» わーんありがとうございますー！！一応区切りは着きましたがいかがだったでしょうか！？まだ続く予定なのでこれからもよろしくお願いします！ (3月6日 20時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 更新お疲れ様です！いつも楽しく見させていただいてます😊 過去話とても楽しみです♪応援しています。 (3月6日 19時) (レス) @page25 id: 6dcb98b8f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - この作品に出会えてとても嬉しいです！凄く面白いです。物語の描き方が丁寧で、想像しやすいです！😆 (3月3日 16時) (レス) @page14 id: 6dcb98b8f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月23日 16時
