兄弟 ページ45
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「パパとMephyって幼なじみだったのよね？」
「ん？えぇ、そうね」
「ちゃんと仲良しだったの？2人」
「！…ふふ、ええまぁね。Lucyの奇抜な考えに賛同するのも私くらいでしたもの。」
「……あのね、Mephy。聞かせて欲しいの」
Charlieが伺うようにそう言ってくるのを見て、Mephistoは驚いたように目を見開いて、ふっと砕けたように笑って見せた。
まるで怒られる前の子供のような顔をするから、なんだか拍子抜けしてしまったのである。
「うふふ、天使の時のことですの？」
「！！そ、そう」
「いいわ、話したくないことなどありはしませんもの」
そう優しく微笑まれ、Charlieはほっと息をついて肩を下ろした。Mephistoは唇に人差し指をふに、と押し付けながら考えるように斜め上を見た。
Charlieが聞きたいのは天国での生活なのか、天国についてなのか。
「……聴聞会での、Emilyの横にいた熾天使を覚えている？」
「！Seraのこと？」
「えぇ、彼女とは…その、仲が悪いわけじゃないの。……わたくしが堕ちるとき喧嘩…仲違いをしてしまって。元々は仲良しだったんですわよ？Seraは面倒見がよかったから」
Mephistoは気まずそうな顔をしてそう言う。そう、別に上の天使たちから疎まれていたMephistoであっても、最高位のSeraと仲が悪かったなんてそんなこと無かったのだ。
寧ろSeraには可愛がってもらっていたし、MephistoもSeraには懐いていた。
“「本当に、いいのですか」”
“「わたくしが決めたことだもの」”
“「……どうか、死なないで。」”
そう会話をしたのは、粛清の前日だった。次の日のSeraはどこかバツが悪そうにMephistoに目を向けず、苦しそうに裁きを下した。
Mephistoも分かっていたから、Seraには非難の目を向けはしなかった。
「最後までわたくしを心配してくれたの」
「……そうなんだ」
「…彼女もね、大変なのよ。わかってやれとは言わないけれど、どうかそれだけ知ってあげて。」
そんなの言われなくたってわかってる、最高位の熾天使がどれほどのものを背負い、心をすり減らしているかなど。
Charlieはぎこちなく頷いて、Mephistoの目を見つめた。Mephistoはどこか寂しそうな目をして、遠くを見つめていた
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匿名 - ああ〜っ！！！！推しが今日も尊い〜っ！！！！貴方様の作品が私の生きる糧……、推しの供給少なすぎる中での癒しです……。 (3月16日 21時) (
レス) id: 0e669f45e3 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - ぬこさん» そのお言葉すっごく嬉しいです〜！！皆様に楽しんで分かりやすく読んでもらえるのが一番なのでこれからも精進します！二回もコメント嬉しいですありがとうございます！ (3月6日 20時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - もなさん» わーんありがとうございますー！！一応区切りは着きましたがいかがだったでしょうか！？まだ続く予定なのでこれからもよろしくお願いします！ (3月6日 20時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 更新お疲れ様です！いつも楽しく見させていただいてます😊 過去話とても楽しみです♪応援しています。 (3月6日 19時) (レス) @page25 id: 6dcb98b8f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - この作品に出会えてとても嬉しいです！凄く面白いです。物語の描き方が丁寧で、想像しやすいです！😆 (3月3日 16時) (レス) @page14 id: 6dcb98b8f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月23日 16時
