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しかし実際そうなのだ、MephistoとAsmodeusは地獄始まって以来の付き合いであるし、なによりMephistoはAsmodeusの所にいるピエロがお気に入りらしいのだ、そこまで言ったらAdamが暴れそうで口を抑えておく。
「……あのね、Adam」
「あ？」
「貴方が調子に乗るといけないから、言わないでおこうってVaggie達と話してたんだけど…」
調子に乗る、の辺りで眉間をひくりと動かしたAdamだったが、この流れは確実に自分に有利な情報がやってくる。それを潰す気にもならず、AdamはCharlieの言葉に耳を傾けた。
Vaggieも仕方なさそうな顔をして顔を逸らしている、どうやらAdamにとっては特別すぎるものらしい。
「Mephyはね、私が小さい頃からずっとアナタを想ってたの。何度も何度も、パパがMephyに“もう忘れろ”って言って、悲しそうな顔をしたMephyは必ず首を横に振るの」
「…」
「私はその時あなたの事を話しているなんて知らなかったけど、Mephyは確かに優しい顔をしてた。一万年思い続けたのは貴方だけじゃなかった。その証拠に、Mephyはこーんな地獄に一万年いるのに処女だったし」
「え゛ッ！！？ま、マジか…」
「大マジ！天国で不貞を働いてた貴方の方が不誠実なのよ？」
ぷんぷん、と本気で怒った様子のCharlieがそういうのを珍しくAdamは一言も言い返そうとせずに聞いていた。
「それでたまに、貴方の話をするの。歌うように、まるでそれが叶わない夢みたいに。地獄では有名な話だったのよ、Mephyには一万年前から片想いしている相手がいる、って」
「そう、…か」
「…」
「…そうだな、あの方はいつだって私に真っ直ぐだった。」
懐かしむようにそう呟いたAdamが手のひらを見つめて、グッと握りこんだ。どうやら気を持ち直したらしいAdamに、Angelたちが目を見合せてやれやれとため息をついて肩を竦めさせた。
「どうすればいいのか、言わなくたってわかるでしょう？」
「ふん、当たり前だ。」
Adamはそうとだけ言ってホテルを後にした。背中に生えた黄金の翼で大きく羽ばたき、Mephistoが夜に行っていた集会場所へと向かう。するとどうやら一旦区切りが着いたところらしく、疲れた顔のMephistoが扉をくぐるところだった。
「Mephy！！」
「……Adam」
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匿名 - ああ〜っ！！！！推しが今日も尊い〜っ！！！！貴方様の作品が私の生きる糧……、推しの供給少なすぎる中での癒しです……。 (3月16日 21時) (
レス) id: 0e669f45e3 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - ぬこさん» そのお言葉すっごく嬉しいです〜！！皆様に楽しんで分かりやすく読んでもらえるのが一番なのでこれからも精進します！二回もコメント嬉しいですありがとうございます！ (3月6日 20時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - もなさん» わーんありがとうございますー！！一応区切りは着きましたがいかがだったでしょうか！？まだ続く予定なのでこれからもよろしくお願いします！ (3月6日 20時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 更新お疲れ様です！いつも楽しく見させていただいてます😊 過去話とても楽しみです♪応援しています。 (3月6日 19時) (レス) @page25 id: 6dcb98b8f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - この作品に出会えてとても嬉しいです！凄く面白いです。物語の描き方が丁寧で、想像しやすいです！😆 (3月3日 16時) (レス) @page14 id: 6dcb98b8f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月23日 16時
