喧嘩 ページ39
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「ッ〜！もういいですわ！！わたくし、しばらく帰りませんから！！」
「は……？おい、待て！待てMephy！待って、天使様！！」
Adamが手を伸ばすがその手は無視され、バタン！と無情にも大きな扉が閉められる。
トラウマを燻られたのか、Adamはがっくりと肩を落としてうなだれてしまっている。
それを後ろから見ていたAngelとCharlieがこそこそと話す。
「……あれヤバくない？」
「Mephy、パパと喧嘩する時は暴力的なのに」
「いやそういう話じゃないって！…ほら、エメラルドだ、泣いてたんだよMephy」
Angelが言いずらそうにそう言って落ちた宝石を拾うと、心配そうな顔から一変し、Charlieがツノを生やしながらAdamへと歩み寄っていく。
Adamは本気でバツが悪いのか、眉間に皺を寄せてCharlieから目を逸らした。
「Aaaaadaaaaam…？？」
「まっ、待てよ！！確かに私も悪かった！それは認めるが、その」
「…はぁ。温厚なMephyが怒るなんて何をしたの、Adam」
「……」
話を聞いていたVaggieがCharlieの傍に近寄り、腕を組んでそう問いかけた。Adamは仕方なさそうに目を逸らし、やっと白状する気になったのかはぁ。とため息をついた。
「…昨日の夜、明日は朝から七つの大罪と飲み会があるって聞いて」
「……」
「Mephyは仲良さげだが、不安だった。だからその、寝坊させればいいと思ってだな…」
「朝方までMephyを離さなかったんでしょ、急いで飛び起きてくとこ見たよ」
つんつん、と可愛らしくもない大男が指先を突き合うのをVaggieは心底呆れたように見つめた。対してCharlieはあぁ！と言う顔をしてぽんと手を叩いた。
つまり、Adamは嫉妬からMephyを仕舞い込もうとして失敗、その上怒らせてしまったというわけだ。
「…ま、まぁまぁ。多分パパもいるから大丈夫よ」
「あっちには色欲の大罪がいるらしいじゃないか！？はぁ、おいおい“まさか”なんてことあったら立ち直れないぞ私は…」
「……あ、あはは…」
「…おいなんだその態度、まさか…！！」
「ちっ、ちがう！違うわ！確かにMephyとAsmodeusは仲良しだけど、そんな事絶対ないわ！！」
まさかのトドメにAngelとVaggieはさすがにAdamへ同情の目線を送った。Charlieも地雷を踏んだことに気づいたのか、あっ。と口を押えて焦ったような顔をする。
対するAdamはまるで雷でも落ちたような衝撃を受けて固まってしまっている。
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匿名 - ああ〜っ！！！！推しが今日も尊い〜っ！！！！貴方様の作品が私の生きる糧……、推しの供給少なすぎる中での癒しです……。 (3月16日 21時) (
レス) id: 0e669f45e3 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - ぬこさん» そのお言葉すっごく嬉しいです〜！！皆様に楽しんで分かりやすく読んでもらえるのが一番なのでこれからも精進します！二回もコメント嬉しいですありがとうございます！ (3月6日 20時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - もなさん» わーんありがとうございますー！！一応区切りは着きましたがいかがだったでしょうか！？まだ続く予定なのでこれからもよろしくお願いします！ (3月6日 20時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 更新お疲れ様です！いつも楽しく見させていただいてます😊 過去話とても楽しみです♪応援しています。 (3月6日 19時) (レス) @page25 id: 6dcb98b8f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - この作品に出会えてとても嬉しいです！凄く面白いです。物語の描き方が丁寧で、想像しやすいです！😆 (3月3日 16時) (レス) @page14 id: 6dcb98b8f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月23日 16時
