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「Mephy！！今日も来てくれたの？Adamはいいのかしら」
「Adamは最近忙しそうなんですもの、わたくしそんな彼の邪魔をしたい訳じゃありませんわ。それに見てくださいまし、Lily！」
Mephistoはそう言って浮き足立った気持ちを隠すことなく小さく飛び跳ねながらLilithにとある魔法を見せた。
きらりとMephistoの瞳が輝き、心底楽しそうにそれについて語っている。Lilithは少し驚いたようにそれを見て、クスッと笑った。
「Luciferとアナタは本当に仲良しなのね」
「…え？どうしてLucyが…」
「その魔法をLuciferにも見せてもらったの。二人とも私に見せてくれるなんて…、とても嬉しいわ」
「！！…は、はずかしいわ…そんなの知らなかったんですわ、本当なのよ」
「えぇ、アナタの今の顔を見ればわかったわMephy、だからそんなに落ち込まないで？」
Luciferに負けたことが悔しいのか、Mephistoは先程まで楽しそうに飛び回っていたというのに段々と地面へ降りてきて最終的に膝を抱えて丸まってしまった。
LilithはそんなMephistoを見てくすくす笑いながらMephistoの背中を撫でる。
「でもねMephy、アナタの魔法は本当に綺麗なのよ」
「……？」
「Luciferの魔法は確かに創造性があって素晴らしいけれど、アナタのものは美しくて、つい目を奪われてしまうの」
そう言ってLilithがMephistoの背を撫で続けると、Mephistoは段々と元気を取り戻してバサッと翼を開いて嬉しそうに笑った。
Mephistoは気分が昂ったのか、Lilithに褒められた魔法をポンポンと見せてまるで道化師のように操った。
「ふふっ、本当に素敵よ」
「あぁLily！貴女はほんとうにわたくしたち天使の心をつかむのが上手なのね！」
MephistoもLuciferも元は同じだったのだ、Lilithはそんな熾天使の心をつかむのが無意識ながらにも上手く、MephistoとLuciferはLilithの言葉に何度も踊らされているのだ。
踊らされると言えど、Lilithの言葉は本心である。
「Lily！今日も散歩に行きましょう！」
「あら、私もいいの？」
「えぇもちろん！貴女達はわたくしの愛しい子ですわ」
Mephistoはそう言ってLilithを横抱きにすると、高く高く舞い上がった。
Lilithはニコリと笑って、楽しそうなMephistoを見つめている。その目に確かな執着心と独占欲が含まれているのにMephistoが気づくことは無かった。
「今思えばあの女、Mephyにも手を出そうとしてたな」
「Lilithをあの女呼ばわりするな！……だがまぁ、それはそうだな」
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匿名 - ああ〜っ！！！！推しが今日も尊い〜っ！！！！貴方様の作品が私の生きる糧……、推しの供給少なすぎる中での癒しです……。 (3月16日 21時) (
レス) id: 0e669f45e3 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - ぬこさん» そのお言葉すっごく嬉しいです〜！！皆様に楽しんで分かりやすく読んでもらえるのが一番なのでこれからも精進します！二回もコメント嬉しいですありがとうございます！ (3月6日 20時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - もなさん» わーんありがとうございますー！！一応区切りは着きましたがいかがだったでしょうか！？まだ続く予定なのでこれからもよろしくお願いします！ (3月6日 20時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 更新お疲れ様です！いつも楽しく見させていただいてます😊 過去話とても楽しみです♪応援しています。 (3月6日 19時) (レス) @page25 id: 6dcb98b8f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - この作品に出会えてとても嬉しいです！凄く面白いです。物語の描き方が丁寧で、想像しやすいです！😆 (3月3日 16時) (レス) @page14 id: 6dcb98b8f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月23日 16時
