日常 ページ33
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「＿＿＿…ここら辺でいいかしら、わたくし疲れちゃいましたわ」
「えーっ！もっと聞かせてよMephy」
「あのですわね、Angel。もう口がカラッカラでしてよ…それにほら、あれ見えてまして？」
「あー…すごい顔でこっちみてる原初の男…とか？」
「正解！…今度は貴方のお話も聞かせてね、Angel」
ちゅ、とMephistoが立ち上がりながらAngelの額にキスをして手を振った。Angelもそのキスを受け取り、嬉しそうに笑いながらAdamの元へ歩いていくMephistoに手を振った。
そろそろAngelの方も仕事の時間だったのだ、Mephistoの話はまだまだ聞き足りない気もするが、仕方ない。
「あぁDarling、怒ってますの？」
「ケッ、いいさ知ってる！お前があーいうタイプに弱いってのはな！」
「ふふ、Angelは可愛いんですもの」
そう言って笑うMephistoを、Adamは拗ねたように見つめていた。しかしまぁあまりに楽しそうに笑うものだから、Adamもクスッと息を吐いて伸びをした。
「で、今日はどこに連れてってくれんだ？」
「ふふ、そうね。今日は飛ばないで下を歩いてみましょうか！…あ、わたくしから離れてはダメよAdam。傷も完治していないんですから」
「わかってるよ」
そう、実はNiftyに刺された傷は表面上ふさがって血が止まっただけで、完治などしていなかったのだ。それに気づいたのはホテルを建て直して部屋に戻った時、Adamが苦しそうに息を吐いてベッドに倒れ込んだのである。
それがあまりにトラウマレベルなのか、MephistoはAdamが無理すると天使との会合レベルで怒り狂うのだ。
しかしまぁ、Adamが気をつけようとも地獄の住民が気をつけられる訳もなく。
「貴方今、彼に手を出そうとしましたわね」
「えっはぁ！？なんでMephistoと天使軍のリーダーが一緒に…！！」
「今、彼に何をしようとしましたの！！！」
火を噴く勢いで怒り狂うMephisto、あまりの恐ろしさに小便をチビる下級悪魔。私のためにそこまで怒ってくれるなんて…と乙女のような顔をしてMephistoを見つめるAdam。まさに地獄だった
そもそも始まりはAdamがフラフラと歩いていて下級悪魔と衝突したことである。しかしまぁMephistoからすればAdamの言い分がなんにせよ正しいことになり、罪なき悪魔は木っ端微塵にされるのだ。
「お前ってほんと、私に甘いよな」
「あら、わたくしは一万年前からなにも変わっていなくてよ？」
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匿名 - ああ〜っ！！！！推しが今日も尊い〜っ！！！！貴方様の作品が私の生きる糧……、推しの供給少なすぎる中での癒しです……。 (3月16日 21時) (
レス) id: 0e669f45e3 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - ぬこさん» そのお言葉すっごく嬉しいです〜！！皆様に楽しんで分かりやすく読んでもらえるのが一番なのでこれからも精進します！二回もコメント嬉しいですありがとうございます！ (3月6日 20時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - もなさん» わーんありがとうございますー！！一応区切りは着きましたがいかがだったでしょうか！？まだ続く予定なのでこれからもよろしくお願いします！ (3月6日 20時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 更新お疲れ様です！いつも楽しく見させていただいてます😊 過去話とても楽しみです♪応援しています。 (3月6日 19時) (レス) @page25 id: 6dcb98b8f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - この作品に出会えてとても嬉しいです！凄く面白いです。物語の描き方が丁寧で、想像しやすいです！😆 (3月3日 16時) (レス) @page14 id: 6dcb98b8f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月23日 16時
