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「さぁMephy、さっさと部屋で……」
「えっ、まてお前Mephyと二人部屋にしたのか！！？」
「……いいだろ別に、なぁMephy？私たちこれで晴れて夫婦だろ？」
「えっ？あ、え、えぇ…？そうねAdam…？」
「夫婦！！？なーに言ってんだこのクソガキ！！もっと正式に！！指輪をプレゼントしてからにしないかこの！！」
「はぁぁぁぁあ！！？何言っちゃってんだクソジジイ！私が何年Mephyにこがれてたか知ってるよなお前が一番！！」
しょうもないことで喧嘩を始めた堕天使ふたりのことは置いてMephistoを筆頭にした仲間たちがホテルの中へと戻っていく。Mephistoは入口からすぐのところにあるPentiousの絵画に小さく頭を下げてから部屋へと向かって歩き出す。
「ねぇMephy、本当にAdamと同じ部屋でよかったわけ？」
「ふふ、いいに決まってますわよ。わたくし、意外と独占欲は強い方でしてよ？」
いくら天使に見えようともここにいる時点で悪魔だ、Mephistoは目を細め、口元に手をやって上品に笑う。それを見たVaggieとAngelは思ったよりやばいのはこっちかも、と目を合わせて頷きあった。
「Adam！何時までLucyと仲良くしていらっしゃるの！」
「はぁ！？仲良くねーよ馬鹿！」
天国にいたせいかまだ可愛らしい語彙で罵ってくるAdamをクスクスと笑い、Mephistoは立ち止まってAdamを待った。
大男であるAdamからしたら近い距離だが、Mephistoからしたら少しばかり離れているように見えたのだろう。
思ったより直ぐに追いつかれてしまい、Mephistoは困ったように笑った。
「知らない間に大きくなりましたのね」
「…あー、まぁエクスターミネーションの時は私の方が下にいたからな」
「エデンにいた頃はあんなに可愛らしかったというのに…」
嘘泣きをしてそう言うMephistoをAdamは気まずそうに見つめて頭をかき、珍しく言い返しもせずに小さく舌打ちをしてMephistoの小さな手を取った。
「……行こう、私の天使様」
「！！ふふっ、ふふふ！えぇ行きましょう、Adam！」
照れたように頭をかいてAdamはMephistoから顔を逸らした。しかしまぁMephistoの嬉しそうなこと、また揶揄うネタができた、とAlastorがほくそえむ中、原初から思いあっていた二人だけが楽しそうに部屋へと帰っていくのだった。
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匿名 - ああ〜っ！！！！推しが今日も尊い〜っ！！！！貴方様の作品が私の生きる糧……、推しの供給少なすぎる中での癒しです……。 (3月16日 21時) (
レス) id: 0e669f45e3 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - ぬこさん» そのお言葉すっごく嬉しいです〜！！皆様に楽しんで分かりやすく読んでもらえるのが一番なのでこれからも精進します！二回もコメント嬉しいですありがとうございます！ (3月6日 20時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - もなさん» わーんありがとうございますー！！一応区切りは着きましたがいかがだったでしょうか！？まだ続く予定なのでこれからもよろしくお願いします！ (3月6日 20時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 更新お疲れ様です！いつも楽しく見させていただいてます😊 過去話とても楽しみです♪応援しています。 (3月6日 19時) (レス) @page25 id: 6dcb98b8f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - この作品に出会えてとても嬉しいです！凄く面白いです。物語の描き方が丁寧で、想像しやすいです！😆 (3月3日 16時) (レス) @page14 id: 6dcb98b8f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月23日 16時
