ハズビンホテル ページ24
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「できたわ〜っ！！完成よ！！」
「すっごい…前のとは比べ物にもならない…」
思わず感動から息を吐いたCharlieを、LuciferとMephistoが優しく微笑んで見つめた。
Charlieの夢を応援したいのはどちらの堕ちた天使も同じだ、MephistoはCharlieの手を握り、その目を見つめる
「ありがとうCharlie、やっぱり貴方は強いのね」
「……ふふ、Mephyにそう言われると心強いなぁ」
Charlieも同じように笑ってMephistoの小さな手を握り返した。しかしそこがくっついていていい顔をしないのはあの二人である。
「おいおい
「こっちのセリフだよAdam！！」
「まぁまぁAdam、何をそんなに怒っていますの？」
Charlieから手を離し、Mephistoが怒れるAdamの元へ向かって歩き出した。ホテルの再建に協力したのは嘘では無いのか、Adamは少し汗を垂らしてそれを拭っている。
しかしまぁMephistoの意識がこちらへ向いたのが嬉しいのか、上機嫌に羽を揺らしてMephistoを片手で抱き上げた。
「……夢みたいだ、アンタと一緒に居られるなんて」
「んふ、随分と素直になったのね、Adam」
「一万年だ！！…あんたに分かるかこれが」
「……そうね」
すり、とMephistoがAdamに頬を擦り寄せるとAdamも大人しくそれに応えた。エデンにいた頃のAdamを知っているLuciferはあまり反応しないが、エクソシストを率いていたAdamしか知らないVaggieは心底嫌そうな顔をしてMephistoにメロメロな顔をしたAdamを睨んでいた。
「Vaggie、そんなに睨んじゃダメよ」
「アイツがここに居るのも気に食わないってのに、Mephyとイチャイチャするなんてほんっと許せない！！Charlieはいいの！？」
「うーん、良くは無いけど…だってMephyがあんなに幸せそうなんだもの」
Adamに擦り寄られるMephistoはCharlieの言う通り幸せそうな顔をしている。Vaggieはそれを見て言葉をつまらせ、はぁ。と小さくため息をついた。
「でもねVaggie！パパがホテルに来る関係でMephyもここに住むって！！」
「……本気？」
「うんうん！さっき言ってたもの！…Vaggie、Mephyの事は好きでしょう？目が優しいもの！」
「…なんか、お母さんがいたらあんな感じかなって少しね。そばに居ると守られてる感じがして安心するのよ」
Vaggieのその言葉に心の中で頷いた者が数名居たが決して顔には出さなかった。
AdamとLuciferの喧嘩に巻き込まれるのはゴメンだからである。
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匿名 - ああ〜っ！！！！推しが今日も尊い〜っ！！！！貴方様の作品が私の生きる糧……、推しの供給少なすぎる中での癒しです……。 (3月16日 21時) (
レス) id: 0e669f45e3 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - ぬこさん» そのお言葉すっごく嬉しいです〜！！皆様に楽しんで分かりやすく読んでもらえるのが一番なのでこれからも精進します！二回もコメント嬉しいですありがとうございます！ (3月6日 20時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - もなさん» わーんありがとうございますー！！一応区切りは着きましたがいかがだったでしょうか！？まだ続く予定なのでこれからもよろしくお願いします！ (3月6日 20時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 更新お疲れ様です！いつも楽しく見させていただいてます😊 過去話とても楽しみです♪応援しています。 (3月6日 19時) (レス) @page25 id: 6dcb98b8f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - この作品に出会えてとても嬉しいです！凄く面白いです。物語の描き方が丁寧で、想像しやすいです！😆 (3月3日 16時) (レス) @page14 id: 6dcb98b8f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月23日 16時
