？？？ ページ23
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「Adamは死んだ、取引は完了。」
「……あら、その手はどうしたの？」
「………わかって聞いてるんでしょ、アンタ」
亡き上司の形見はなにひとつとして持って帰ってこられなかった。Luteは嫌そうな顔をしてある女の前に立ち、サングラスをかけた金髪の女を見下ろしている。
女はLuteのちぎれていたはずの腕に目を向け、楽しそうに口角を上げて問うた。
「…天国に戻った時、Mephisto様の加護が消えた。それと同時にこの腕が戻った…流石なんてことは言わなくてもいい、手厚い加護を受けていた私がいちばん知ってる事だからな」
「ふふ、変わってないのねMephy」
Luteが目の前の女をギッと睨みつけるが女はそれを気にした様子もなく手にしていたジュースを飲み込んだ。
「……とにかく、私がトップ。あんたのガキは天国の根幹を揺るがす……ここに留まりたいなら下に行ってあのクソ小娘を止めなさいよ。
……言ってる事わかるよね？……Lilith」
その言葉に先程までは楽しそうな顔をしていたLilithが眉間に皺を寄せ、考えるように目線をずらした。
Luteはそんな様子のLilithを横目に見ながら踵を返す。
「…Adamは本当に死んだの？」
「心臓を一突き、死んでなきゃおかしいよ」
Luteはそれだけ答えると翼を羽ばたかせて消えていく。
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「……そうね、Mephistoが天使だった頃…なんて呼ばれていたのか忘れていたわ」
破壊の悪魔と名高いMephisto。ならばなぜLuteの失ったはずの腕が戻ったのか、なぜ彼女の祝福をうけたものは何かを得ていたのか。
「“まぁ！貴女が主が与えられたAdamの奥様ですのね！はじめまして、わたくしはMephisto！守護の天使ですわ！！”」
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匿名 - ああ〜っ！！！！推しが今日も尊い〜っ！！！！貴方様の作品が私の生きる糧……、推しの供給少なすぎる中での癒しです……。 (3月16日 21時) (
レス) id: 0e669f45e3 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - ぬこさん» そのお言葉すっごく嬉しいです〜！！皆様に楽しんで分かりやすく読んでもらえるのが一番なのでこれからも精進します！二回もコメント嬉しいですありがとうございます！ (3月6日 20時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - もなさん» わーんありがとうございますー！！一応区切りは着きましたがいかがだったでしょうか！？まだ続く予定なのでこれからもよろしくお願いします！ (3月6日 20時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 更新お疲れ様です！いつも楽しく見させていただいてます😊 過去話とても楽しみです♪応援しています。 (3月6日 19時) (レス) @page25 id: 6dcb98b8f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - この作品に出会えてとても嬉しいです！凄く面白いです。物語の描き方が丁寧で、想像しやすいです！😆 (3月3日 16時) (レス) @page14 id: 6dcb98b8f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月23日 16時
