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「確かにPentiousの事は悲しいし、許せない。でも誰にだって変わるチャンスはある。それがAdamは今だっただけよ…少し、遅かったかもしれないけどダメなんてことない！」
「……」
「…それにね、こんなMephyを見るのは初めてなの。……いつもと違うMephyを見せてくれたのも、Adamだった。」
Mephistoはいつもどこか思い詰めたような顔をして、自分を隠して生きているひとだった。
CharlieはそんなMephistoが大好きで大好きで、心配でたまらなかった。だって、少しでもつついたら壊れてしまいそうな、そんな儚さを持っていたものだから。
「許すとは言わないわ、でも今からでも遅すぎる事なんてない」
「…はぁ、相変わらずお花畑ちゃんだなお前らの娘は」
「Mephyが育てた娘だぞ？それに私とLilithの子供だ」
「腹立つ！！」
AdamがMephistoを片手に抱き寄せつつ耳をかいて呆れたように言えば、Mephistoの反対側にたっていたLuciferがすぐさま突っ込んできた。Adamはうんざりとした顔でLuciferから目を逸らした。
「だからMephy！そんなこと気にしないで！」
「……」
「Mephy、私いつも貴方に支えられてきた。今度は私がMephyの願いを叶える番！！」
Charlieがそう言ってMephistoに手を差し伸べる。Mephistoは大きく目を見開いて、その翡翠を揺らしながらCharlieを見つめていた。
ゆっくり、ゆっくりとMephistoが手を動かし、Charlieの差し出された手を握った。
「いいの？Charlie」
「もちろん！！…その為には、ホテルを立て直さなきゃだけど」
「任せて！彼の仕出かしたことの責任はわたくしがとりますわよ！」
Mephistoはそう言って飛びあがり、ひらりと手をかざしてガラクタまみれになったホテルの瓦礫をスイスイと片付け始めた。
「おい小僧、お前も手伝えよ？」
「……チッ、分かってる。私を誰だと思ってる？最初の労働者だぞナメるなよ！！」
全く良くない意味でLuciferの煽りに弱いAdamはそう言って長い袖を捲り、ウキウキでホテルを直しているMephistoの元へ向かっていった。
そんな後ろ姿を見つめ、Vaggieが驚いたように言う。
「うっそ、あのAdamが動くとか」
「ははは！だから言ったろう？AdamはMephyに心底弱いんだ！……さ、私達も行こうか！Charlie、建てられるさ、今よりずっといいホテルを！！」
「！…えぇ、もちろん！」
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匿名 - ああ〜っ！！！！推しが今日も尊い〜っ！！！！貴方様の作品が私の生きる糧……、推しの供給少なすぎる中での癒しです……。 (3月16日 21時) (
レス) id: 0e669f45e3 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - ぬこさん» そのお言葉すっごく嬉しいです〜！！皆様に楽しんで分かりやすく読んでもらえるのが一番なのでこれからも精進します！二回もコメント嬉しいですありがとうございます！ (3月6日 20時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - もなさん» わーんありがとうございますー！！一応区切りは着きましたがいかがだったでしょうか！？まだ続く予定なのでこれからもよろしくお願いします！ (3月6日 20時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 更新お疲れ様です！いつも楽しく見させていただいてます😊 過去話とても楽しみです♪応援しています。 (3月6日 19時) (レス) @page25 id: 6dcb98b8f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - この作品に出会えてとても嬉しいです！凄く面白いです。物語の描き方が丁寧で、想像しやすいです！😆 (3月3日 16時) (レス) @page14 id: 6dcb98b8f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月23日 16時
