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「今の笑い方、エデンにいた頃のあいつにそっくりだ」
「馬鹿ね、そっくりも何も…すこし堕ちたくらいじゃ変わらないものよ」
くすくすと笑う想い人に、Adamは少しだけ幸せな気持ちになりながらMephistoを抱きしめた。あの日と同じだ、高所が恐ろしくて縋りつけば、Mephistoは大男にしがみつかれようともぶれることなく飛ぶことが出来る。
それを可能にする三対の大きな翼が、今はMephistoの背中に生えている。
「そろそろ降りましょうか」
「あ、あぁ…」
Mephistoがそう言うと、あっという間に地面に着いていた。Mephistoに身体を離されるとAdamはまず己の羽を開いてバサバサと揺らしてみせる。一応まだ機能はしているみたいだ
「天使のあなたは死んだことになる、本当にわたくしと堕ちるつもり？」
「野暮なこと聞くなよ」
「ならあなたも地獄の仲間入りね！わたくし、とぉってもうれしいわ！」
Mephistoがキラキラと目を輝かせながら両手を組み、Adamを見つめた。いつかやった己の顔も少し動作が似ていてAdamは思わず笑ってしまう。
しかしまぁ、このあとどうするかと言うのはMephistoとAdamだけの問題ではなかった。
「…Mephy」
「……大丈夫、ケジメはつけますわ、Charlie」
「え、ケジメ？」
「ここをめちゃくちゃにしたAdamをそばに置くのは、きっと許せないし嫌でしょう。だからわたくし、Adamと一緒にしばらく帰らずに……「ちょっ、ちょちょちょ！！ちょっと待ってよMephy！！」……Charlie？」
怒涛の勢いで話し出すMephistoをどうにかして止め、焦った様子でまぁまぁ、というCharlieにMephistoは首を傾げた。
一度は家族と呼んだホテルの仲間も、先程Adamに向けていたのは殺意の瞳だった。きっと己のわがままでAdamをここに置くことは出来ないし、周りに迷惑をかけたい訳では無い。
彼が今まで何をしてきたのか、いちばん知っているのはMephistoなのだから。
「なんで出ていこうとしてるの、Mephy！！」
「……あのねCharlie、わたくしはAdamと一緒にいたいんですもの。
「出てかなくたって、このホテルにいればいいじゃないMephy！もちろん、Adamも一緒によ！」
その発言にはMephistoだけではなくAdamも、Lucifer達も口をあんぐり開ける勢いで驚いていた。
Adamは「お人好しがすぎるだろ」というあきれで、ほかの仲間たちは単純に疑問を抱いたからだ。
「待ってよCharlie、ソイツいくらMephyの恋人でもさ、Pentiousを殺したのはそいつだよ？」
「……うん、わかってるわ」
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匿名 - ああ〜っ！！！！推しが今日も尊い〜っ！！！！貴方様の作品が私の生きる糧……、推しの供給少なすぎる中での癒しです……。 (3月16日 21時) (
レス) id: 0e669f45e3 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - ぬこさん» そのお言葉すっごく嬉しいです〜！！皆様に楽しんで分かりやすく読んでもらえるのが一番なのでこれからも精進します！二回もコメント嬉しいですありがとうございます！ (3月6日 20時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - もなさん» わーんありがとうございますー！！一応区切りは着きましたがいかがだったでしょうか！？まだ続く予定なのでこれからもよろしくお願いします！ (3月6日 20時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 更新お疲れ様です！いつも楽しく見させていただいてます😊 過去話とても楽しみです♪応援しています。 (3月6日 19時) (レス) @page25 id: 6dcb98b8f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - この作品に出会えてとても嬉しいです！凄く面白いです。物語の描き方が丁寧で、想像しやすいです！😆 (3月3日 16時) (レス) @page14 id: 6dcb98b8f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月23日 16時
