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ボロボロと止まらない涙に今度はAdamが焦った顔をする。Lilithが泣いた時も、Eveが泣いた時も、こんなに焦ることなどなかったはずなのに。
「だめよAdam、あなたは
「それでも！！…それでも、お前の隣にいさせてほしい。私に全てを教えてくれたお前と、何より美しいあなたと共にありたい！！」
「！！」
「お前が私を生かしたんだ！！しっかりとその責任を取れよ、Mephisto！！お前も私も、もう二度と天国へは戻れない！！私と、二人！！永遠にそばに居ろと言ってるんだ！！」
そう叫んだAdamに、Mephistoは目を見開いた。きっとこれは心からの叫びだ。MephistoはAdamを離そうとしていた手を止めて、呆れたように笑った。
「わたくしもう、貴方の憧れた天使様じゃないのよ」
「そんなんあの日からわかってる！お前がLuciferを追いかけるとか抜かした、あの日が私の始まりなんだから！！」
「…翼はもがれて、醜くなってしまった」
「お前の美しさは翼で決まるもんじゃない、この私が言うんだから信用しろよ」
「……ほんとは、今日貴方と終わりにするつもりだった」
「そんなこと分かってるよ」
「でも、出来なかった。どっちつかずの、ダメな悪魔」
わたくし、そんなやつなの。とMephistoが言い切れば。フッ、と笑ったAdamがバサッと金色の羽を開いてMephistoごと抱き込んだ。
「どうしようもなく愛してるんだ、Mephy」
「！！！」
「俺がアンタのそばにいたいと願う理由は、それだけでいいだろ。」
きつくきつく抱きしめられる、Mephistoはもう何も言えなかった。小さく頷いてAdamを抱きしめ返すことしか出来ない。
Mephistoの言った欠点をまとめて包み込み、愛すると言ったのだ、Mephistoはそこまで往生際の悪い悪魔では無い。
「わたくしも、あいしているわ」
「あぁ、…なぁMephy、私は一万年越しの片想いが今叶ったよ」
「ふふ、わたくしもあなたも、馬鹿みたいにまっすぐなのね」
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匿名 - ああ〜っ！！！！推しが今日も尊い〜っ！！！！貴方様の作品が私の生きる糧……、推しの供給少なすぎる中での癒しです……。 (3月16日 21時) (
レス) id: 0e669f45e3 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - ぬこさん» そのお言葉すっごく嬉しいです〜！！皆様に楽しんで分かりやすく読んでもらえるのが一番なのでこれからも精進します！二回もコメント嬉しいですありがとうございます！ (3月6日 20時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - もなさん» わーんありがとうございますー！！一応区切りは着きましたがいかがだったでしょうか！？まだ続く予定なのでこれからもよろしくお願いします！ (3月6日 20時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 更新お疲れ様です！いつも楽しく見させていただいてます😊 過去話とても楽しみです♪応援しています。 (3月6日 19時) (レス) @page25 id: 6dcb98b8f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - この作品に出会えてとても嬉しいです！凄く面白いです。物語の描き方が丁寧で、想像しやすいです！😆 (3月3日 16時) (レス) @page14 id: 6dcb98b8f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月23日 16時
