主人 ページ8
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「Mephyーー！！Mephy！」
「はいはい、御用ですか？」
「おっ、おま、お前！私を差し置いてCharlieのホテルに泊まっているそうじゃないか！？それもCharlieに引き止められて！」
Mephistoがハズビンホテルに現われて二日した頃、バーに腰掛けてHuskと雑談をしていたMephistoの元にとある電話が舞い込んだ。
何度無視してもかかり続ける電話に痺れを切らし、ぴくぴくと眉間を揺らしたMephistoが電話をとった。
そしてその瞬間、電話越しにかの王様の声が聞こえた。
「…なぜそこまで？そもそも、昨日説明しに戻りましたでしょう。」
「え？…いや、その」
「……彼らが寝静まった頃にはそちらへ戻ります、どうか何も問題を起こさぬよう」
ブチッとそのまま通話が切られ、Mephistoはうんざりした顔をしてHuskが出したロックのウイスキーをグイッと飲み干した。
「今のがあのLuciferか？」
「…Charlieのこととなると拗ねて面倒くさいのさ、聞けばわかるだろう？」
「あぁまぁ。地獄の王様とは思えんほど取り乱してたな」
「Lilith様と別れてから鬱っぽくなってしまってね、魔王の犬と言えど最近はほとんど介護だったよ」
「へぇ、お前も大変だな」
だろう？なんて肩を竦めて言いながらもう一杯飲み干すとその瞬間、またもやMephistoのケータイが鳴り響く。
出なければあとが面倒くさいだろう、Mephistoは今度は数コールするまえに電話を取った。
「はい？？」
「勝手に切るな！そ、その、Charlieは元気か？」
「…まあ、元気すぎるくらいには。今日も元気にホテルの経営について考えているよ」
「ホテル？？…まあいい、そうか。」
「…他に何か？」
「いや！もう特にない！じゃあなMephy！」
ブチッと今度は向こうから切られた電話を、Mephistoはしばらくジト目で見つめてからはぁ。とため息をついて机に置いた。
「……そういやお前」
「？」
「前のCharlieからの質問だが、どうして答えなかった？」
「…Charlie、彼と揉めたんでしょう。それにVaggieも居るのにそんなこと言えない」
「あー…、まぁ、相性が悪かったみたいだしな」
そういうことよ。とMephistoはHuskから目を逸らしてある男のことを考えていた。
しかしまぁそう長く続くものでもなく、大きなため息をついて伸びをしたMephistoは席を立って踵を返した。
「Thanks Husk、私は少し出てくるよ」
「王女様には言ったか？」
「Ahh…後で連絡すると伝えておいてくれ」
Goodbye！と言ってポータルから消えていったMephistoを見て、Huskは溜息をつきながらMephistoに出したガラスコップを回収するのであった
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ふりこ(プロフ) - 荒神さん» ありがとうございます~！！二人の行く末は一応決まっているのでお楽しみに！！ちゃんと最後まで行けるように更新頑張ります！！ (2月12日 13時) (
レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
荒神(プロフ) - 楽しく読ませてもらっています。これからの二人凄く気になります！更新を楽しみに待ってます！ (2月11日 23時) (レス) id: b7ee1287a7 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - milkさん» わぁ~うれしすぎるお言葉をありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張ります！ (2月10日 23時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
milk - 凄く良い作品を書いてくれてありがとうございます🥲︎次の更新が楽しみすぎます！応援してます(´˘`＊) (2月7日 13時) (レス) @page8 id: 51fdde4063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月6日 0時
