天使 ページ48
You Didn't Knowをセリフに変えています
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“「＿＿どうして、Sera」”
Emilyのその姿がいつかの日のMephistoと重なった。Seraは罰の悪そうな顔をして思わずEmilyから目を逸らした。
「あなたも見たでしょう？」
“「どうしてなの、Sera…」”
“「Lucyの何が、ダメだったの」”
「彼の何がダメなの？？」
Emilyの手元に現れたAdamが書いた“天国へ行く方法”。そして誰も地獄から天国へ行く方法を知らないという事実
神の判断により天国を追われ、全てを失いかけて地獄へ堕とされたLucifer
“「新しいものを求める彼の、真偽を追い続ける彼の何がいけなかったの」”
「変わろうとする人に、なぜ背を向け続ける」
席を飛び出してほかの天使たちにそう声をかけたEmilyは、Luciferをどうにか地獄から連れ戻したいと願ったMephistoそのもので、Seraは冷や汗を垂らす。
「…思うよりもずっと、複雑な世界。」
あの日Mephistoをなんとか言いくるめようとして言い放った言葉は、Mephistoの中に怒りを生んでしまった。そうと覚えていたはずなのに、Seraは同じ言葉を呟いていた
「おかしい、Sera！！」
「Charlie！ねぇ、落ち着いて」
「だって！！……そうでしょ？Sera！死んだ後でも人は、道を選びなおし目指せる違う未来」
そうだ、あの日もこうやってMephistoは怒っていた。Luciferを地獄に落とした天使たちに、創造主達に。
「“あなた”達が願うほど、単純じゃないの」
「あなた“達”…！？」
空中に浮かぶ画面越しに聴聞会を見ていたMephistoは、Seraと目が合った気がしてびくりと肩を揺らしてしまった。
「話すだけ無駄だわ！こんなクズのことなど！！チャンスは一度きり！自業自得の報い！」
Luteがそう言ったのを聞いてMephistoはついに目を見開いてしまった。思わず胃の中身がせり挙がってきたのを無理やり飲み込んで、はあ、と大きく深呼吸をした。
あの日と同じだ、Seraは比較的穏やかにMephistoの主張を聞いていた方だった。ただ、ほかの上級天使はそうはいかなかったのだ
そうしてMephistoはその背中にあった羽を失った。
「…あぁ、……あぁ」
Luciferの後を追いかけたことを後悔なんてしたことは無い。それでもたまに、背中の傷がズキズキと痛むのだ。
「
「Mephy…！！」
AdamとCharlieたちの間に突如として姿を表したMephistoに、Seraや上級天使達はザワザワと声を上げた。
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ふりこ(プロフ) - 荒神さん» ありがとうございます~！！二人の行く末は一応決まっているのでお楽しみに！！ちゃんと最後まで行けるように更新頑張ります！！ (2月12日 13時) (
レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
荒神(プロフ) - 楽しく読ませてもらっています。これからの二人凄く気になります！更新を楽しみに待ってます！ (2月11日 23時) (レス) id: b7ee1287a7 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - milkさん» わぁ~うれしすぎるお言葉をありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張ります！ (2月10日 23時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
milk - 凄く良い作品を書いてくれてありがとうございます🥲︎次の更新が楽しみすぎます！応援してます(´˘`＊) (2月7日 13時) (レス) @page8 id: 51fdde4063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月6日 0時
