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「しかしその様子だと…Charlieにはまだ言っていないようですわね」
「…きっとCharlieなら、きちんと話せばわかってくれるって。思ってはいるけど、怖くて」
「ふふ、そんなのは誰だってそうですわ。でもねVaggie、きっとあの子はあなたの愛を信じてくれる。そういう子ですもの」
「……Mephy」
「ここから帰ってからでも、Charlieと話してみてご覧なさい。何かあればまたわたくしが聞きますわよ」
口元を押えて上品に笑ったMephistoの顔は茶化すような気持ちや、嘲るような気持ちは一欠片として無かった。Vaggieは嬉しくなって下唇を噛みながらMephistoの手をやっと握り返した。
「流石はCharlieの育ての親ね」
「うふふ、あんまり褒めないでくださいまし。…さぁVaggie！わたくしと息抜きでもどうかしら？」
「ふは、どこに連れてってくれるのさ？大天使サマ」
「天国にはそこらの悪魔より詳しくてよ！おまかせくださいまし！！」
聴聞会まではまだ時間がある、MephistoはどうにかVaggieの不安を取ってやりたくてVaggieの手を引いた。
Vaggieもどこか楽しそうに、嬉しそうにMephistoに手を引かれるまま部屋を飛び出していく。
「(AdamがMephyを崇めてるのは知ってたけど、まさかLuteまでMephyを慕ってるなんて思わなかったな…)」
VaggieはMephistoから天国を案内され、まさかの穴場まで教えて貰っている間そんなことを考えていた。
「…そうだ、Mephyは聴聞会に出るの？」
「……いや、あー…」
「…いや、ごめん。出られるわけないか」
「大丈夫、部屋から見てるから…何かあればすぐ行きますわ」
Mephistoは気まずそうに笑うと、店から受けとったアイスクリームをVaggieに手渡した。
Mephistoは相変わず大きすぎるシルクハットとサングラスをかけている。
「部屋からって、そんなこと」
「……Seraに頼み込んでみますわ。だから安心して」
「……そっか、なら心強いね」
Vaggieが安心したように笑うのをMephistoは嬉しそうに見つめ、またVaggieの手を引いて歩き出した。
Charlieが動物園から戻る頃、MephistoはVaggieと共に部屋へと戻っていた。
「じゃあその、…二人とも気をつけて」
「うん、ちゃんと見ててね、Mephy！！」
「待ってて、Mephy」
まるで可愛い娘二人を送り出す気持ちだ、Mephistoは口からとび出かけた不安を飲み込んで無理やり微笑んだ。
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ふりこ(プロフ) - 荒神さん» ありがとうございます~！！二人の行く末は一応決まっているのでお楽しみに！！ちゃんと最後まで行けるように更新頑張ります！！ (2月12日 13時) (
レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
荒神(プロフ) - 楽しく読ませてもらっています。これからの二人凄く気になります！更新を楽しみに待ってます！ (2月11日 23時) (レス) id: b7ee1287a7 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - milkさん» わぁ~うれしすぎるお言葉をありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張ります！ (2月10日 23時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
milk - 凄く良い作品を書いてくれてありがとうございます🥲︎次の更新が楽しみすぎます！応援してます(´˘`＊) (2月7日 13時) (レス) @page8 id: 51fdde4063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月6日 0時
