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胸に手を当ててMephistoがそう言えば、よろしく。と声が返ってくる。しかし今日は様子を見に来ただけだ、一時帰宅をするため、それじゃあ、と踵を返す
「えっ、泊まっていかないの！？」
「……Charlie、私は更生など」
「ちがうよ！普通に、…色々積もる話とか、あるから」
Charlieがモゴモゴとめずらしく口篭りながら話すのを見てホテルの仲間たちは驚いたようにCharlieを見るが、MephistoだけはCharlieを少し驚いたように見つめて、そしてふっと微笑んだ。
「あぁ、わかったよ。部屋をお貸し頂けるかな？」
「！！え、ええもちろん！夜そっちに行くわね！」
「あまり恋人を困らせない程度で頼むよ」
しかしまぁ、帰ってくると思っていた従者が音信不通で帰ってこなくなった時あの王様が暴れるのは目に見えているので、Mephistoは仕方がなさそうに「少ししたら戻ります」と魔法を使って消えていった。
「……なんか、やばいのが来たんじゃない？」
「え？Mephyが？」
「Charlie、いくらあんたのお世話係でも地獄での評判ってものがあるのよ。」
「Valとも関係あるみたいだし、それにAlastorとも知り合いみたいじゃん？？」
「私と彼女はただの古い友人ですよ」
笑いながらそう言ったAlastorに、全員が先程のMephistoの殺気を思い出して「それは違うだろ」と思ったがそんなこと口に出せる訳もなく、ツッコミが入れられることもなかった。
Huskだけがそれを聞いて眉間に皺を寄せ、なにか言おうとしたところでため息をついた。
「Huskは！？仲良さそうだったけど」
「…いや、俺も古い友人ってとこだ。ギャンブルにハマってた時知り合ったんだよ。ありゃ強運だぞ」
「へぇ、だから酒の好みも？」
「何飲んでも酔わねぇからな、地獄の王の飼い犬、ってのも伊達じゃねぇよ」
Huskが面白そうにそういったのを横目に、Alastorが目を細めさせた。
Mephistoという女はこの地獄に似合わない清純さを持ち合わせている。と思えば全くそうとは思わせない残虐さをも持ち合わせている。
気に入った悪魔に友好的だが、己に害をなす者や主人にとって不必要なものには容赦がない。
「(彼女が来るのは誤算でしたが、まぁ好都合でしょう。)」
かく言うAlastorはMephistoのお気に入り、では無いのである。そもそもMephistoはAlastor含む上級悪魔をあまりよく思っておらず、会合中もいい顔はしないのだ。
それもこれも、Mephistoを舐めていた上級悪魔のせいなのであるが。
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ふりこ(プロフ) - 荒神さん» ありがとうございます~！！二人の行く末は一応決まっているのでお楽しみに！！ちゃんと最後まで行けるように更新頑張ります！！ (2月12日 13時) (
レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
荒神(プロフ) - 楽しく読ませてもらっています。これからの二人凄く気になります！更新を楽しみに待ってます！ (2月11日 23時) (レス) id: b7ee1287a7 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - milkさん» わぁ~うれしすぎるお言葉をありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張ります！ (2月10日 23時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
milk - 凄く良い作品を書いてくれてありがとうございます🥲︎次の更新が楽しみすぎます！応援してます(´˘`＊) (2月7日 13時) (レス) @page8 id: 51fdde4063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月6日 0時
