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「あっ、来たのねMephy！そろそろ天国へのゲートが開くはずなんだけど…」
「その壁、直してから行きますわよ」
くるり、とMephistoが指先を振ると爆破されていたはずの壁が元に戻っていた。Charlieが目を輝かせてぱちぱちと手を叩く間に、Mephistoの目の前にポータルが現れた。
「わぁっ、開いた！！」
Charlieがそうとだけ言うとVaggieをゲートに投げ込み、じゃあねー！と手を振りながら中に入る。Mephistoはゲートを見て瞳を揺らしながらも、ゆっくりとそのゲートを通って天国へ向かっていった。
「…Mephy、嫌だったんだろうなあ」
「今嫌そうな素振りあった？」
「…止まってたし、目が泳いでたよ」
Angelのそんな言葉は露知らず、Mephisto達三人は天国の大きな門の前に立たされていた。
MephistoはCharlieとVaggieの後ろに下がり、つまらなそうに爪を眺めていじっている。
「Vaggie…ねぇコレ見てよ！すごぉーく清潔素敵すぎるよね！」
「ダネ、ちょーステキ、楽園、びーっくり」
「……」
「え、Mephyそのサングラスどこから出した？」
「…一応、わたくし天国を追放された身でしてよ。」
そう、シルクハットはその髪の毛や目元を隠すためのものだった。今はもうサングラスをかけており正直マニアックなやつしかMephistoだとは気づかないだろう。
「どうも！天国へようこそ！名前をお伺いできますか？」
そう言って門の左上から姿を現した天使に、Charlieが「あぁ！」と声を上げて左斜め上を見ながら名前を名乗る。
しかし天使の持つ名簿にはCharlieの名前は載っていない、そりゃ当たり前である。地獄のプリンセスの名前が乗っていたりしたら世も末だ。
Mephistoは腕を抱くようにして天使から顔を逸らしている。
「Charlie・Morningstar？うーん、えっと？………うーんいや、あなたの名前はリストにありませんねぇ。おっかしいなあ…」
「あー、父に取り次いでもらったので」
「お父さん！」
「もしかしたら…Lucifer・Morningstar…？」
Luciferの名前が出た瞬間、分厚すぎる名簿を持っていた天使が目を大きく見開いて眉を上げ、「まじ！？」と天使に有るまじき声を発した。
「え、まさかMephyの名前じゃないよね」
「あぁぁ…おー、ひひっ。こりゃ大変だ…」
後を追うように出たMephistoの名前でさらに仰天したらしい天使が名簿帳を置くと台から降りて羽を羽ばたかせCharlieたちの目の前に降りてくる。Mephistoは姿を隠すようにVaggieの後ろに隠れた
「ほんとにここで合ってる？迷子になったのかな？」
「あー始まったよ…」
「いえ、あー…会う約束があって来たんです。」
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ふりこ(プロフ) - 荒神さん» ありがとうございます~！！二人の行く末は一応決まっているのでお楽しみに！！ちゃんと最後まで行けるように更新頑張ります！！ (2月12日 13時) (
レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
荒神(プロフ) - 楽しく読ませてもらっています。これからの二人凄く気になります！更新を楽しみに待ってます！ (2月11日 23時) (レス) id: b7ee1287a7 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - milkさん» わぁ~うれしすぎるお言葉をありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張ります！ (2月10日 23時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
milk - 凄く良い作品を書いてくれてありがとうございます🥲︎次の更新が楽しみすぎます！応援してます(´˘`＊) (2月7日 13時) (レス) @page8 id: 51fdde4063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月6日 0時
