天国へようこそ ページ39
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「Charlie、Vaggie？準備は……あぁ、万全のようですわね…」
「ちょっとMephy、言ってあげてよ」
「いいえ？天国で何があるか分かりませんもの、用心に越したことありませんわ！」
コンコン、とCharlieとVaggieの寝室にノックが響き渡りそのまま顔を出したのはMephistoだった。
Mephistoはいつものネクタイを蝶ネクタイに変え、Luciferのようなシルクハットを被っていた。ほかに変わったことといえば、話し方が堅苦しくなくなったことくらいだろうか。
「そのー…Mephyはほんとにいいの？天国に行くなんて…」
「あぁVaggie、言ったでしょう？わたくしはCharlieも、あなたのことも心配なのですわ。」
「……そっか」
Vaggieがなにやら違う心配をしていると思ったのか、MephistoはVaggieの頭を優しく撫でると微笑んでそう言った。その顔はまるで聖母のようで、Vaggieは目を細めてMephistoの手を受け入れる。
「まぁMephy！あなたも準備は出来た！？」
「…わたくしはとくに…持っていくものもありませんわ。魔法でどうにかなりますもの」
「あ、そっかそうだった！」
Charlieがぽん、と手を叩けばMephistoは微笑んでそれを見つめる。Vaggieは正直、Mephistoが無理をしているように見えてならなかった。
そして何より気がかりなのは、MephistoがAdamに惚れられているということ。逆に厄介な気がしてくる
「Charlie、荷物はわたくしが持っていきますわ。先に皆さんに挨拶をしてきてはどう？」
「そうねそうよね！一日も開けるんだもの、先に行っておかなくちゃ！行きましょうVaggie！」
「わっ、Charlie！」
余程天国に行けることが楽しみなのだろうか、ウキウキと浮かれた足でロビーへ向かっていったCharlieをMephistoが仕方なさそうに見つめる。
天国はCharlieが思っているほどいい所では無いのだ、そんなことを今のCharlieに言えるほどMephistoは無神経では無いが
「……はぁ」
しかしまぁ、地獄よりいいところであることは間違いないか。とMephistoは溜息をつきCharlieとVaggieのトランクを魔法で小さくすると片手に包むように持ち、髪の毛を整えると2人の寝室を後にした。
その瞬間、ロビーの辺りから爆発音が聞こえMephistoは思わずまじか。といつもの上品な口調を忘れて勢いの良すぎるため息を吐いてしまった。
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ふりこ(プロフ) - 荒神さん» ありがとうございます~！！二人の行く末は一応決まっているのでお楽しみに！！ちゃんと最後まで行けるように更新頑張ります！！ (2月12日 13時) (
レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
荒神(プロフ) - 楽しく読ませてもらっています。これからの二人凄く気になります！更新を楽しみに待ってます！ (2月11日 23時) (レス) id: b7ee1287a7 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - milkさん» わぁ~うれしすぎるお言葉をありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張ります！ (2月10日 23時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
milk - 凄く良い作品を書いてくれてありがとうございます🥲︎次の更新が楽しみすぎます！応援してます(´˘`＊) (2月7日 13時) (レス) @page8 id: 51fdde4063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月6日 0時
