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「ほらな？言った通りだ。Charlie、罪人は暴力的なサイコパスで、苦痛を与え破壊尽くそうと躍起になる！何をしようと…無意味なんだよ」
「パパ！やめて！！Alastorはホテルを守ってる！思ってたよりサドっ気は強かったけど、私のためにやってるの！
彼は私を信じてくれるのに、パパは違うのね…」
ついに核心を突いたCharlieの言葉に、Mephistoは大きく目を見開いた。外でAlastorが暴れたおかげでもう攻撃の危険もない、羽が気に入ったらしいAngelには悪いが羽を背中にしまいこみ、己が仕える王家のふたりを静かに見つめていた。
「おぉ〜…ドラマチック…」
「Popcorn食べる？」
「都合いいな」
片手に出したポップコーンをAngelに渡せば嬉しそうに受けとり、パクパクと一口ずつ食べ出す。
Mephistoもここに来て随分ホテルの仲間たちに絆されてしまっているのだ。それに、元天使のMephistoから見てもAngelの更生は順調だと言える。
Angel達が後ろのAlastorとMimzyを面白そうに見てる間、Mephistoは眉を下げて反対側の2人を見つめていた。Charlieから悲しそうに言われてしまったLuciferは驚いて目を見開いて、苦しそうに瞳を揺らす。
「…Mephy、お前は」
「…Lucy、腹を括る時ですわ。…わたくしは、この子の考えに賛同する。貴方に頼めばいいと提案したのもわたくしですわ」
「……」
それだけ聞くと、Luciferはどこか悲しそうにMephistoから目を逸らして逃げるようにCharlieから離れていった。夢を見る娘、夢を見ていた自分自身。それを重ねて苦しくなるのはLuciferの悪い癖だとMephistoは思っている
「パパ、お願いだから助けて」
「私は！…私には無理だ」
「ねぇ…っどうして？」
「Charlie！！…お前は知らない！天国は…、何も聞かないんだ！聞いて貰えなかった！…お前の話も聞かない！」
「そんなの分からないじゃない！！」
「私には！！…わかる」
声を荒らげ、そういったLuciferをMephistoが悲しそうに見つめた。天国のいい所だけを見ているCharlieは、確かにLuciferたちから見れば甘く見えるのかもしれない
でも、それでも。
Mephistoは静かに語り合うCharlieとLucifer、やっと向き合えた親子を静かに見つめていた。
その横顔を盗み見たAngel達が驚いていたのも、Mephistoは知らない。
気づけば、Mephistoは泣いていた。その翡翠からいくつもの宝石をこぼして。
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ふりこ(プロフ) - 荒神さん» ありがとうございます~！！二人の行く末は一応決まっているのでお楽しみに！！ちゃんと最後まで行けるように更新頑張ります！！ (2月12日 13時) (
レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
荒神(プロフ) - 楽しく読ませてもらっています。これからの二人凄く気になります！更新を楽しみに待ってます！ (2月11日 23時) (レス) id: b7ee1287a7 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - milkさん» わぁ~うれしすぎるお言葉をありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張ります！ (2月10日 23時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
milk - 凄く良い作品を書いてくれてありがとうございます🥲︎次の更新が楽しみすぎます！応援してます(´˘`＊) (2月7日 13時) (レス) @page8 id: 51fdde4063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月6日 0時
