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「天使ちゃんだなんて！可愛らしい喩えをするね、お嬢さん」
「おっ、お嬢さん！！？え、そんな歳なの？」
「ふふ、君たち全員足しても足りないくらいにね」
うそでしょ、と愕然とするMimzyに気分を良くしたMephistoは珍しく羽を出してパタパタと小さく動かしている。ついでに映えたしっぽが嬉しそうに揺れる
その瞬間だった。
「うわーー…やばい」
「……なるほどね」
そう言ってMephistoの視界から消えたMimzyを、Mephistoは目線で追いかけてため息をついた。
Huskが嫌がっていたのはこういうことだったのか
Mephistoの揺れていたしっぽが大きな音に呼応するようにビビビッ！と立ち上がり、羽が大きく広がった。
その羽は咄嗟にAngelとPentiousを守るために2人に覆い被さる。
「何事！？」
「何が起きてるの！？」
「Angel、Pentious、大丈夫？」
「ありがとMephy、大丈夫だよ」
「あぁもちろん大丈夫だ！Mephyの立派な羽が守ってくれた！」
守ったと言ってもまだ攻撃はされていないのだが、Mephistoはそれを見て安心したように笑うと、すぐさま羽を畳んで目の前に現れた主人の元に駆けつけた。
「Lucy」
「私は平気だ、心配性め」
「…えぇ」
Luciferの無事だけを確認するとMephistoはやっとこさ頭を守るようにしてうずくまっているMimzyに目を向けた。
「私、もしかしたら高利貸に5万ドルくらい借りちゃったとか、借りちゃってないとか…ぴぃっ！！」
外からの怒号が大きくなるのを聞き、Mimzyが素早くバーのカウンター内に逃げ込む。それをHuskとAngelが眉をつりあげて睨んでいる。
「“さっさと出てこい！！！”」
「で、車も盗んだかも…。しかも事故って…高利貸しの女を轢いちゃった…ビッチだからいいじゃん！！」
そこまで開き直ったMimzyを攻めるように見つめているホテルの仲間たちだが、すぐにそれどころではなくなってしまう。
ついにホテルの中にまで攻撃が及んだのだ、流石に無視できなくなったMephistoが羽を大きく広げてAngel達を体に抱き込む。
「うわっ！！？」
「Shh...離れちゃダメだよ、君たち」
「でもMephyが！！」
「私はチンピラの炎でやられるほどヤワではなくてね、君たちの方が心配だ」
Mephistoの言うことに嘘は無いようで、確かに窓を破って飛び込んできた炎をも弾き飛ばしているようだった。
それを見て安心したのか、AngelがMephistoの柔らかい羽を縋り付くようにきゅ、と握る。
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ふりこ(プロフ) - 荒神さん» ありがとうございます~！！二人の行く末は一応決まっているのでお楽しみに！！ちゃんと最後まで行けるように更新頑張ります！！ (2月12日 13時) (
レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
荒神(プロフ) - 楽しく読ませてもらっています。これからの二人凄く気になります！更新を楽しみに待ってます！ (2月11日 23時) (レス) id: b7ee1287a7 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - milkさん» わぁ~うれしすぎるお言葉をありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張ります！ (2月10日 23時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
milk - 凄く良い作品を書いてくれてありがとうございます🥲︎次の更新が楽しみすぎます！応援してます(´˘`＊) (2月7日 13時) (レス) @page8 id: 51fdde4063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月6日 0時
