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「ほぉ、Vaggieにはお話するんですね？」
「…どこから聞いてまして？」
「ニャハ！最初からですよ、最初から！」
「……はぁ、貴方は不気味な方ですわね、相変わらず。」
Mephistoがそうとだけ言って踵を返すと、Alastorが意外そうにMephistoを見つめる。
Mephistoが砕けた話し方をしたのはこれが初めてだったからだ。
「どこへ？」
「ロビーへ、私はCharlieがLuciferを説得できると信じているよ。」
「…そうですね」
そう言ってロビーへ向かっていくMephistoを、Alastorは目を細めて見つめていた。
「で、なんで着いてくるんだ？」
「あなた、どうしてそんな柄にもない話し方をしているんです？」
「……それは、どっちのことを？」
「もちろん皮の方ですよ。先程の話し方を聞くに、どちらかと言えば貴方は上品な話し方を好むほうでしょう」
Alastorからの率直な疑問にMephistoは嫌そうに顔を顰めながら、目を逸らしてぽり、と頭をかいた。
「さっさと地獄に染まって、この苦痛から抜け出したかったから」
「……へぇ」
「あの頃を思い出すのが辛いから、…とでもいえば納得かな、Radio demon様」
ひらりと柔らかい生地の裾を揺らしてそう言ったMephistoに、これ以上突っ込むといいことがないと察したAlastorはあの笑みを崩すことなく、いえ。と一歩下がった。
残虐性はAlastorが上と言えど、Mephistoの実力はLuciferという地獄の王に次ぐものとされている。Alastorとて地獄に来てまで早死をする気は無い。
「やあみんな！お客さんとの談笑は進んでいるかな？」
「Mephy！Charlie達と行ったんじゃなかったの？」
「Charlieだけで事足りるからね、私は先に戻ってきたのさ」
またもやいつの間にか消えたAlastorには気づかず、MephistoはMimzyとAngelの間にするりと座り込んでしまった。
Huskがいつも通り酒を用意すると、一気に飲み干してMimzyに目をむける。
「やぁ、どこかで会った気がしたが。もしかしてAlastorと一緒にいたあの子かな？」
「あの子ってどの子よ！まったく、せっかくなら私のことも覚えてちょうだいね？天使ちゃん」
ちょん、と鼻を触られたMephistoは少し驚いて眉を動かしながらも。そうだね。と頷いてMimzyの目を見た。
そう、どこか見覚えがあって思い出したのだが、鬱にハマりきったLuciferの代わりに地獄を見回っている時あのRadiodemonと一緒にいるのを見たのだ。趣味の悪い女だと思っていたが、Alastorの女ではないらしい。
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ふりこ(プロフ) - 荒神さん» ありがとうございます~！！二人の行く末は一応決まっているのでお楽しみに！！ちゃんと最後まで行けるように更新頑張ります！！ (2月12日 13時) (
レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
荒神(プロフ) - 楽しく読ませてもらっています。これからの二人凄く気になります！更新を楽しみに待ってます！ (2月11日 23時) (レス) id: b7ee1287a7 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - milkさん» わぁ~うれしすぎるお言葉をありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張ります！ (2月10日 23時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
milk - 凄く良い作品を書いてくれてありがとうございます🥲︎次の更新が楽しみすぎます！応援してます(´˘`＊) (2月7日 13時) (レス) @page8 id: 51fdde4063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月6日 0時
