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「＿＿＿…つまり、更生できるって証拠さえあれば！このホテルが天国に行きたい悪魔たちで満杯になるってことなの！
それには少し時間がかかる！共感サークルはあまり上手くいってないけど、ちょっと見直せば上手くいくんじゃないかと思うの」
Charlieの説明をぎこちない笑みで聞くLuciferと、そんなLuciferを見守りつつ一歩後ろを歩くMephisto。
Charlieが必至に力説しているのを見ながらVaggieがMephistoを横目に見た。
「…ねぇ、Mephy」
「ん？なんだい」
「…その、ちょっと耳貸してほしいんだけど」
いつの間にか離れていたAlastorの事など気にする気もなく、Mephistoは大事な娘のガールフレンドにの口元に耳をよせ、それで？と首をかしげる。
Charlieが話に夢中になっているのを確認したVaggieは意を決したようにMephistoの耳元で口を開いた。
「あなた、……もしかしてAdamと知り合いだったりする？」
ピクリ、とMephistoが反応を見せた。違うのであればここですぐ首を傾げるか否定するはずだろう。なんたってVaggieが口にしたのはこの地獄に惨状をもたらすあの天使の名前だ。
Mephistoは口角を上げたままでしばし固まると、それを立て直すようにごほん。と咳をした。
「いこう、Vaggie。2人とももう進んでる」
「…ちょっと、こっちは真剣に…」
「…それ、Charlieに言ったか？」
「！…いいや、言ってないよ。CharlieはAdamのこと…まぁ、よく思ってないみたいだし」
ピリ、と肌を刺すような痛みがVaggieの肌を走った。しかしこれは知っておくべきことだと思う、だからこそVaggieは震える腕を反対側の手で握り、恐れをごまかした。
するとMephistoはそれを見て少し目を見開くと、仕方がなさそうに溜息をつき目を細めた。
「最初はたってもいられなかったクセに、いじらしいじゃないか」
「…そりゃどーも」
「Charlieが君に惚れるのもわかる。」
くるくると前髪で遊びながらそう言ったMephistoに、「からかわないで」と小さく言えば、Mephistoは観念したように肩をすくめるとくるりと指を回して杖を取りだした。
「…そうね、あなたには話しておこうかしら」
話し方も雰囲気も変わったMephistoを、Vaggieは目を見開いて見つめる。
「ただし、Luciferが帰ったあとですわ。今夜わたくしの部屋に来てくださいまし。」
「！…そっか、わかったよ」
Vaggieは大人しく頷き、少し先を行ってベランダのそばまで近づいていたCharlieとLuciferを早足で追いかけた。
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ふりこ(プロフ) - 荒神さん» ありがとうございます~！！二人の行く末は一応決まっているのでお楽しみに！！ちゃんと最後まで行けるように更新頑張ります！！ (2月12日 13時) (
レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
荒神(プロフ) - 楽しく読ませてもらっています。これからの二人凄く気になります！更新を楽しみに待ってます！ (2月11日 23時) (レス) id: b7ee1287a7 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - milkさん» わぁ~うれしすぎるお言葉をありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張ります！ (2月10日 23時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
milk - 凄く良い作品を書いてくれてありがとうございます🥲︎次の更新が楽しみすぎます！応援してます(´˘`＊) (2月7日 13時) (レス) @page8 id: 51fdde4063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月6日 0時
