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「……どう？上手く纏まった？」
どうやら電話越しにかなりの体力を使ったのか、Charlieがため息をついて電話を耳から離すとCharlieがMephistoに目をやってうなずいた。
「パパが到着するまで一時間かかるわ」
「……え？！まて、ここに呼んだのかい！Luciferを！？」
「え？うん、そうよ」
「…そうか、分かった」
そうとだけ言ってMephistoはぼふんと煙を立てて姿を消した。Charlieがそれを見て「え、嘘でしょ！？」なんて言うのも気にせずにMephistoは自室へ戻っていた。
「余計なこと言わないでくださいよ、Lucifer様」
「分かっているさ！それにおい、聞いたか！？娘が私に会いたいと！」
「そんなの知っていますわ、目の前で聞いていたんだから。…迎えには？」
「いいや、大丈夫だ。場所もある分かっているからね、お前もそっちで待っていてくれ」
Mephistoはネクタイをきっちりと閉めると前髪をかきあげて部屋を出た。部屋に戻ったのはLuciferに会うのが嫌だからではなく、主人に会うのにだらけた格好はできないという、ほんの少し残った忠誠心だった。
いつもと違うスーツで現れたMephistoを見て、Charlieは納得したようにうなずいた。
「Mephy！あそこの掃除お願いできる！？」
「あぁ、ちょチョイのちょいさ」
くるり、と人差し指を振ればホテルのホコリがぎゅ、とまとまってMephistoの指を向けた先にあるごみ箱に入った。
魔法を使えるのは決してLuciferやAlastorだけでは無いのだ。
「Mephy」
「ん？」
「……ありがとう、Mephyはパパの側近なのに、わざわざ私の面倒まで」
「…いいんだよ、私だって君を本当の子供のように思ってる。幼なじみの子供なんて自分の子供みたいなものだろう？」
「……え！？パパと幼なじみなの！！？」
「え、言ってなかったかな。まぁ10年ほど差はあるが誤差だろう？産まれたての頃から一緒に育ったんだよ。」
待って嘘でしょ、とCharlieが言う中。MephistoはそんなCharlieから目を逸らしてホテルに着いた時計を確認した。Luciferが訪れるまであと15分と言ったところだろうか。
「私てっきりMephistoのほうがうーんと年下なのかと思ってたから…」
「ふふ、まぁ主従関係にあるのを見ればそうも思うさ。私が自ら臨んで彼を支えているんだ」
「…とっても仲良しなのね、パパと」
「あぁ、そうかもね」
MephistoはLuciferとの出会いに思いを馳せているのか、優しく微笑みながらCharlieの頭を撫でた。
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ふりこ(プロフ) - 荒神さん» ありがとうございます~！！二人の行く末は一応決まっているのでお楽しみに！！ちゃんと最後まで行けるように更新頑張ります！！ (2月12日 13時) (
レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
荒神(プロフ) - 楽しく読ませてもらっています。これからの二人凄く気になります！更新を楽しみに待ってます！ (2月11日 23時) (レス) id: b7ee1287a7 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - milkさん» わぁ~うれしすぎるお言葉をありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張ります！ (2月10日 23時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
milk - 凄く良い作品を書いてくれてありがとうございます🥲︎次の更新が楽しみすぎます！応援してます(´˘`＊) (2月7日 13時) (レス) @page8 id: 51fdde4063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月6日 0時
