パパ対パパ ページ15
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「Adam……」
「ん…Mephy……？あっ、うそ！今何時！？」
「…落ち着いてCharlie、まだ一時間もたってないわ」
思い出に浸りすぎた、Mephistoは焦りをどうにか隠してCharlieにそう伝えてやる。まさか聞かれただろうか、CharlieはAdamを好いていないと分かっていたのに。
「あっ、本当だ！」
「でしょ？だからそんなに焦らなくても…」
「ねぇMephy、今誰かの名前呼んでた？」
「え？…いいや、聞き間違いじゃないかな」
そう？と首を傾げたCharlieは早速ソファーから立ち上がってボードの前に立ち始めた。１時間経っていないと言えどそろそろホテルの仲間が目を覚ます頃だ。
Mephistoはコーヒーを手にして足を組み、Charlieの奮闘を見つめていた。
「Good morning Mephy、…そっちのプリンセスは何をしてるの？」
「Goodmorning Angel、エクスターミネーションを止める方法を一晩中考えていたみたいでね」
「へぇ〜、それで？」
「見ての通りだよ」
肩を竦めて首を振ったMephistoの様子から、進捗は無さそうだとAngelもMephistoの横に腰かけてMephistoのコーヒーを一口飲んだ。
「なんで上手くいかないんだろう、よーしCharlie考えて、えっとえっとえっとここをこうしたら……ハッ！毎朝トラストフォールして」
「……やべぇな」
「深夜からずっとこうなんだ」
「Charlie、なんていうか……大丈夫？」
Charlieが隣にいないことを不思議に思って起きてきたVaggieがロビーでのCharlieを見て気まずそうに声をかける。
するとCharlieは血走った目で振り返り、ダメ！と叫んだ
「ダメ！全然ダメ！あはははー！なんでホテルが上手くいかないのか徹夜で考えてるの！
トラストフォールをやって、共有もしたし！あと数ヶ月したら天使が戻ってきちゃうよ！！！はははは！！！このままじゃ……」
どう考えても先走り過ぎなCharlieを見てMephistoは溜息をつき、飲み終わったマグカップを近くにあった小さなテーブルに置いた。
「ねぇ、こういう時こそ…」
「Mephyにも同じこと言われた！！でもやっぱりダメ」
「Charlie……」
「Mephyは正しいと思うよ、ほら、相談すれば？」
「言わないでったら」
「お父さんに…」
恋人のVaggieにまでそう言われてしまえば考えざるを得ない。CharlieはVaggieの肩に手を置いて項垂れると、あぁ〜…とガラガラの声を出して静かになる。
「Charlie嫌なのはわかるけど、でも使えるものは使わなきゃ…」
「エクスターミネーションの大元はパパなのよ！？それで天国と会議して“皆殺しだ”って！言い出した」
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ふりこ(プロフ) - 荒神さん» ありがとうございます~！！二人の行く末は一応決まっているのでお楽しみに！！ちゃんと最後まで行けるように更新頑張ります！！ (2月12日 13時) (
レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
荒神(プロフ) - 楽しく読ませてもらっています。これからの二人凄く気になります！更新を楽しみに待ってます！ (2月11日 23時) (レス) id: b7ee1287a7 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - milkさん» わぁ~うれしすぎるお言葉をありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張ります！ (2月10日 23時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
milk - 凄く良い作品を書いてくれてありがとうございます🥲︎次の更新が楽しみすぎます！応援してます(´˘`＊) (2月7日 13時) (レス) @page8 id: 51fdde4063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月6日 0時
