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そんなに嬉しそうな顔をされてバックれられるほどMephistoは落ちぶれてはいないし、何より興味を持ったことにのめり込むのは
「Adam！」
「天使様！！」
「今日は何を教えようかしら、あなたはなんでも楽しそうに聞いてくれて嬉しいわ」
「当たり前です、天使様の言うことはなんだって面白いんだから」
そう言うAdamの顔はたしかに純粋そのもので、こちらの言葉を真っ直ぐに受けとっていたとおもう。
Mephistoもそれに気を良くしてAdamに様々なことを教えた。Adamもそれをしっかりと飲み込んで、知識に変えて行った。
「天使様」
「Adam、天使様じゃなくてMephyって呼んでいいのよ？」
「そ、そんなことできません！」
「…Adam、おねがい」
Mephyと呼んで、そんなふうに言われてしまえばAdamは断ることが出来ない。
うぐ、なんて小さく声を漏らしながら仕方がなさそうに頬をかき恥ずかしそうに目をそらすと、やっとの思いで口を開いた。
「……Mephy」
「！…ふふ、なんだかむず痒いわね。いいこと？わたくしとあなたはもうトモダチです！だからねAdam、堅苦しい言葉は使わなくていいの、普通に話して？」
「…いいのか？」
「うん、あなたともっと仲良くなりたいの」
人間と天使、交わることなどできないはずの存在。Adamは人間で、Mephistoは上級天使と呼ばれる天国有数の大天使だ。
Mephistoからの話でそれを知りつつあったAdamは気まずそうにしながらも、Mephistoの願いならばとそれを聞きいれた。
それから何年も、何百年もふたりは秘密の時間を過ごした。
それが終わりを告げたのはAdamの妻となったLilithとLuciferが天国で大罪を犯し地獄に落ちて少しした時である。
「Mephy！！なぜだ、なぜあんたまで！？」
「……Adam、私はもう、あなたには会えない」
「まて、私を置いていくのか！？Mephisto！！」
「わたくしは、…私はLuciferを主として慕っている。その主が地獄に落ちたというのに、ここでのうのうとしてはいられない、……今も呼ばれてるの」
Mephistoはかなしそうに笑う。Adamはそこでやっと異変に気がついたのだ。
つい先日まではMephistoの背中に生えていたはずの六つの羽が消えていた。否、消えていたというのは語弊だ、三対の羽が一対になっていたのだ。
二枚になった羽を震わせ、Mephistoはバツが悪そうにAdamから目を逸らした。
「ごめんね、Adam」
そうとだけ言って、
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ふりこ(プロフ) - 荒神さん» ありがとうございます~！！二人の行く末は一応決まっているのでお楽しみに！！ちゃんと最後まで行けるように更新頑張ります！！ (2月12日 13時) (
レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
荒神(プロフ) - 楽しく読ませてもらっています。これからの二人凄く気になります！更新を楽しみに待ってます！ (2月11日 23時) (レス) id: b7ee1287a7 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - milkさん» わぁ~うれしすぎるお言葉をありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張ります！ (2月10日 23時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
milk - 凄く良い作品を書いてくれてありがとうございます🥲︎次の更新が楽しみすぎます！応援してます(´˘`＊) (2月7日 13時) (レス) @page8 id: 51fdde4063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月6日 0時
